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「あれほど伸びるとは…」GKをも惑わせた強風に乗った先制FKで支障きたされた帝京大可児のプラン

ゲキサカ / 2018年1月3日 20時50分

「自分のミスで失点してチームの流れを悪くしてしまった。失点したことで後半、前がかりになり、逆に裏を取られることでプランが変わってしまった。(後半開始直後の)2失点目が痛かったです」と自分を責める。だが、堀部監督は違うところに敗因を見出していた。

「思った以上に上田西さんのディフェンスが堅かった。集中力が高く、2~3人で囲んでくる。思ったより早く寄せられたことで、普段ならボールを一度止めるところをワンタッチでいったりすることになった。しかし、あんなに簡単にゴールされるとは……。バウンドの処理ミスや中盤のマークが薄くなるところなど、判断ミスがあったのは(連戦の)疲労の影響なのかもしれません」

 チームの疲労は守護神・藤間も感じていたところだ。「1試合目より動けていないと感じていました。だからこそ、自分がもっとしっかり声をかけてあげればよかった。初戦はみんなで声をかけ合って無失点でしたし、2回戦もまとまってプレーすることができていましたから」。出てくるのは反省の弁ばかり。だが、帝京大可児サッカー部に新たな歴史を刻んだ立役者であることには変わりない。

「歴史を変えられたのはよかったですけど、ロングボールに対する処理という課題もはっきりしました」。結果と課題と、両方を残した選手権。サッカーはまだ続ける。今回の大会が後々大きな糧となるかどうかは、藤間の今後次第だ。「がんばります」。悔しさを噛みしめながら発した言葉、その目はもう泣いていなかった。

(取材・文 伊藤亮)
●【特設】高校選手権2017

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