[MOM2410]上田西MF宮下廉(3年)_「ビックリした」直接CK弾を呼び込んだ“練習の虫”

ゲキサカ / 2018年1月5日 20時8分

CKを直接叩き込んだ上田西MF宮下廉(左)がチームメイトに祝福される

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[1.5 全国高校選手権準々決勝 明秀日立高2-3上田西高 駒沢]

 得点直後は自分のゴールだと分からなかった。上田西高(長野)は1-1で迎えた前半23分、左CKのチャンスにMF宮下廉(3年)が右足でゴール前に蹴り込む。ニアサイドに飛び込んだDF大久保龍成主将(3年)が足を振り、ボールはゴールネットを揺らした。

「大久保のゴールだと思っていた」という宮下だったが、得点後、自分の下へ駆け寄ってきた大久保に「(宮下)廉、また決めたな」と声をかけられ、そこでようやく「そのまま入ったんだなと分かった」と、自分の得点だったことを理解した。

「大久保が毎回ニアに思い切り入ってきてくれるので、ニアを狙って蹴った。大久保がブラインドになって、何か起こればいいなと思った」。まさかの直接CK弾には「自分でもビックリした」というが、長野県予選準々決勝の都市大塩尻戦(2-1)でもCKを直接決めており、県予選決勝の市立長野戦(2-1)でも遠めの距離から直接FKを叩き込むなど、上田西が誇る右足のプレースキッカーだ。

「ハーフウェーラインぐらいで味方がファウルを受けて、そこからゴール前に入れるストレートボール」を最も得意としているという宮下。「ストレートボールは高校に来てから毎日、蹴り続けている。練習が終わったあと、自主トレで友達と対面で練習してきた」。だれよりもキックにこだわる“練習の虫”の一発に白尾秀人監督も「一番頑張っている選手だから結果が付いてくればと思っていた」と目を細めた。

 長野県勢として初の4強入りを成し遂げ、6日の準決勝では前回大会準優勝の前橋育英(群馬)と対戦する。最近の4大会で3度目のベスト4進出となった前橋育英について「昔からベスト4には絶対に入ってくるチーム。自分たちとはかけ離れたチームという印象」と話す宮下は「みんな前橋育英が勝つと思っていると思うけど、前評判を崩せたらいいかなと思う」と力強く誓った。

(写真協力『高校サッカー年鑑』)

(取材・文 西山紘平)
●【特設】高校選手権2017

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