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栃木県勢が2年連続4強入り!堅守の矢板中央、初出場・日本文理の快進撃をストップ

ゲキサカ / 2018年1月5日 19時15分

 難局を打開したい日本文理も「失点を抑えても勝ちはないので、2点目のリスクはあるがしかけよう」という指揮官が、攻勢に向けたカードを切る。後半23分、MF伊藤駿(3年)に代えてDF三原田悠斐(3年)を入れると、左サイドバックに入っていたDF田中拳斗(3年)をトップ下に上げるという「ビハインド時のプラン」(駒沢監督)に踏み切った。

 すると後半32分、古木のロングスローにニアサイドで田中がヘディングシュート。同33分、ロングボールに相澤が飛び出したところで、板橋のシュートがゴールを襲うも三原田がブロックする。同36分には、古木のロングスローがPA内でバウンドし、吉田がオーバーヘッドで狙った。

 終盤はパワープレーに出た日本文理が押し込んだ。後半39分、相澤のパントキックを受けた久住が右にパスを送り、MF横山隼介(3年)が左足に持ち替えてシュートを放ったが枠外。同アディショナルタイム1分、三原田が松井からボールを奪って前に進むと、横山とのワンツーで抜け出した久住はPA内で倒されたが、PK判定のホイッスルは吹かれなかった。

 その直後、矢板中央の大塚がGKと1対1を迎えてシュートを放ったが枠外。大塚を中心にコーナーフラッグ付近でキープを試みるが、ボールを奪われて前進される。そして後半アディショナルタイム3分、日本文理は古木のスローインで押し込むと、GKの相澤を含む全員がPA内に。それでも最後まで得点を奪えないまま、試合終了の笛が吹かれた。

「悔いを残すな、名を残せ!」をテーマに戦ってきた日本文理は、初出場ながら新潟県勢最高タイの8強で大会を終えた。駒沢監督は試合後の取材に「残念です……」と悔しさを隠せなかったが、ロッカールームで「強豪校、伝統校と堂々と闘えたのは評価できる」と称えたことを明かした。

 一方の矢板中央は同校史上最高タイの4強入りを果たした。新人戦、インハイで結果を残せず、「どん底からここまで来た」と高橋監督。連戦での準決勝を迎えるが、「11人ではなく、交代選手も含めた16人がレギュラー」と強調し、「とにかく精一杯、矢板中央のサッカーをしたい」と意気込みを口にした。

(取材・文 竹内達也)●【特設】高校選手権2017

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