県内ライバルの雰囲気に“引いていた”エースが全国で躍動中。上田西FW根本が決勝アシスト!
ゲキサカ / 2018年1月5日 20時4分
[1.5 全国高校選手権準々決勝 明秀日立高 2-3 上田西高 駒沢]
2得点を挙げた帝京大可児高戦に続く2戦連発はならなかったが、上田西高の10番FW根本凌(3年)が決勝点をアシストした。2-1の後半開始直後、FW田嶌遼介(3年)の左ロングスローをニアサイドで競り勝って頭でそらすと、中央のDF田辺岳大(3年)が左足でゴール。この1点が決勝点となっただけに、チームにとって大きな1プレーだった。
この日、根本は180cm台の選手が並ぶ明秀日立の最終ライン相手に奮闘。「昨日よりは収まって自分的には良かった」と振り返ったように、前線でボールを収めて、味方の攻撃に繋げていた。また、スピードもある根本が前線でロングボールを追ったことで明秀日立は苦しいクリアが増加。上田西はこれで得たロングスローやCKからゴール前での攻防を増やし、反撃したい相手を勢いづけなかった。
高さとスピードを併せ持つ注目ストライカーは高校卒業後、九州の強豪・鹿屋体育大へ進学する。全国4強入りしたチームのエースストライカーである根本の知名度も少しずつだが、向上中。大学1年目から出場機会を得ること、将来のプロ入りも目指すFWは全国でさらなるアピールを目指す。
長野県内のライバルにも近づく。湘南内定FW新井光は長野県予選決勝で戦った市立長野高のエース。「自分でドリブルで運ぶこともできるし、味方を使って自分が活きるプレーもできるし、全てが揃っている。負けたくなかったし、彼代表だったから、ビビって負けていたら成長できない、彼よりも頑張りたいと思っていた」というように、彼は意識する存在だった。
だが、これまで特別会話をしたことは無し。「しゃべれないです。すれ違ったりする時も雰囲気とかあって、話しかけづらいです」と苦笑い。年代別日本代表歴を持つプロ内定選手のオーラに“引いてしまっていた”が、今大会で「自分もできる」ことを感じてきている。そのFWが準決勝でもチームを勝たせる活躍をして、その自信を絶対的なモノにする。
(取材・文 吉田太郎)●【特設】高校選手権2017
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
抜群のスピードでゴール量産。開志学園JSC高FW阿部日夏太が“今度こそ”打倒・帝京長岡を果たし、選手権での活躍、代表・選抜入りへ
ゲキサカ / 2024年9月19日 15時55分
-
[MOM4833]飯塚FW玉置大翔(1年)_東山の連続無失点止める決勝弾。バレーボールと両立してきたFWは空中戦でも相手の脅威に
ゲキサカ / 2024年9月17日 12時55分
-
酷暑アウェーで2G1A大暴れの上田綺世「1トップなので…」”攻撃的3バック”でも示したエースの価値
ゲキサカ / 2024年9月11日 5時49分
-
[MOM974]筑波大FW小林俊瑛(2年)_「筑波には俺もいるぞ」反骨心むき出しのヘディング決勝弾
ゲキサカ / 2024年9月4日 23時7分
-
昌平の日本一が新たな刺激に。西武台DF谷口輝主将はより「前から」と厳しさを持って同県のライバル超えを目指す
ゲキサカ / 2024年8月30日 12時37分
ランキング
-
1大谷翔平の「60-60」へ“思わぬ壁”? 指揮官がストップかける可能性…地元紙が指摘
Full-Count / 2024年9月25日 20時15分
-
2大谷翔平からのビデオメッセに「ビックリ」 引退のハム鍵谷「これからはファンとして」
Full-Count / 2024年9月25日 22時7分
-
3新庄監督〝電撃勇退説〟浮上 日本ハム、就任3年目で初のCS目前も続投の動きなし…タレント転身なら「最適のタイミング」
zakzak by夕刊フジ / 2024年9月25日 11時32分
-
4石川祐希「五輪だけでなく世界選手権、ネーションズリーグでもメダルが目標」オンライン会見で決意表明
スポニチアネックス / 2024年9月25日 22時50分
-
5ヤクルトが“鬼門”マツダスタジアムで今季初勝利 先発・高橋は引退する同期・山崎へ惜別の白星
スポニチアネックス / 2024年9月25日 22時42分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください