[MOM2413]前橋育英DF角田涼太朗(3年)_「横の関係」強化、決定機与えず3試合連続完封
ゲキサカ / 2018年1月6日 2時37分
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[1.5 全国高校選手権準々決勝 米子北0-3前橋育英 駒沢]
U-18日本代表DF角田涼太朗(3年)が前橋育英高(群馬)の先制点を叩き込んだ。前半21分、MF田部井悠(3年)が右CKを蹴り混むと、相手DFがクリアを試みたボールに反応。「常にああいうボールは狙ってるんですが、今日はそれがうまくこぼれてきた」と左足で冷静に押し込んだ。
守っては米子北に攻撃の形をつくらせず、3試合連続の完封勝利。CBのコンビを組むG大阪内定DF松田陸(3年)、右SB後藤田亘輝(3年)、左SB渡邊泰基(3年)と、昨年度大会からレギュラーの4バックは盤石。安定した堅守で相手の攻撃を跳ね返している。
「去年と違って決定機をそこまでつくらせていないところは自信を持てる。でも、あまり意識しすぎるとまた決勝で崩れると思う。チームがいいリズムでプレーできて、結果として無失点だといいかなと思います」
昨年度大会は準決勝まで5試合連続の完封勝利で勝ち進んだが、決勝のピッチでは青森山田(青森)に0-5で大敗。「全国の舞台で5失点はなかなかない。だいぶ屈辱的でした」。その悔しさをバネに、この一年は「横の関係」を意識し、さらに連携を強化してきた。
「1人が出ていったら3人が絞ってカバーにいく。そうすればなかなかやられないと思う。一つのミスをみんなでカバーできるようにしたい」
同校初の選手権制覇まであと2勝。6日の準決勝では第2試合で上田西(長野)と対戦する。今大会は準々決勝と準決勝が連戦と、日程がタイトだが、「育英は日本一に対してどこよりも強い気持ちでやっている自信がある。疲労は関係なくやれると思います」と意識を高く持ち、頂点だけを見据える。
(写真協力『高校サッカー年鑑』)
(取材・文 佐藤亜希子)
●【特設】高校選手権2017
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