前橋育英は3戦連続完封!隙無い守り見せたG大阪内定CB松田は油断も無し。「一本を丁寧にやる」
ゲキサカ / 2018年1月5日 21時46分
[1.5 全国高校選手権準々決勝 米子北高 0-3 前橋育英高 駒沢]
3試合連続無失点で準決勝進出。米子北高の中村真吾監督も「素晴らしい守備でした。隙も無かった」と舌を巻くほどの鉄壁守備で、前橋育英高が3試合連続完封勝利を飾った。
ガンバ大阪内定のU-18日本代表CB松田陸(3年)は抜群の跳躍力を活かしたヘッドなどで存在感。また、昨年からコンビを組むU-18日本代表CB角田涼太朗(3年)とのチャレンジ&カバーで米子北にほとんど決定的なシーンを作らせなかった。
「米子北が前に速いサッカーということは分かっていた。競り合いは100パーセント勝ってセカンドボールを拾えば、『相手は何もできない』とミーティングで言っていた。それを徹底できたので良かった」と松田。自身はクロスバーを直撃した右足シュートを少し残念がってもいたが、それでも無失点で快勝した試合に納得した様子だった。
12月のプレミアリーグ参入戦では勝てば来季のプレミアリーグ参入が決まる磐田U-18戦でPK戦敗退。唯一の失点は松田がインターセプトした勢いで攻め上がった背後を突かれたものだった。その試合は松田も、角田も相手ボールにチャレンジしようとしすぎたために守備のバランスが悪化。試合後に山田耕介監督も指摘していたが、改善してきたことが選手権での好結果に繋がっている。
チャレンジ&カバーについては、0-5で大敗した昨年度の選手権決勝・青森山田高戦でも敗因の一つになっていた。それだけに松田は「あそこで悔しい思いをした。2人とも分かっているので意識しています」と今年は最後まで徹底していく構え。これからの2試合へ向けて松田は「1プレー1プレーが大事になってくる。一本のミスで負けたりするので、一本を丁寧にやることですね」と引き締めた。これまでの好結果に満足することなく、準決勝でも隙の無い守りを見せて決勝へ駒を進める。
(取材・文 吉田太郎)●【特設】高校選手権2017
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