[MOM2417]浜松開誠館FW児玉拓朗(2年)_2G1Aでリベンジ牽引!甲信州育ちの“身体系”ストライカー
ゲキサカ / 2018年1月6日 22時40分
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[1.6 NB CUP in時之栖準決勝 浜松開誠館高 3-0 静岡学園高 時之栖裾野G]
2ゴール1アシスト――。チームの全得点に絡む活躍で、先輩方の“リベンジ”を成し遂げた。浜松開誠館高はニューバランスカップ準決勝で、昨年11月の選手権県予選準決勝で敗れた静岡学園高と対戦。FW児玉拓朗(2年)の活躍が光り、3-0で完勝を収めた。
背番号18の児玉はスコアレスで迎えた前半14分、FW岡島温希(2年)の右CKに対し、ゴール前に走り込んでダイレクトシュート。一度は相手守備陣に防がれたが、こぼれ球に詰めてスライディングで押し込んだ。さらに31分、左サイドからクロスを配給し、岡島のゴールをアシスト。試合の流れを決定づけた。
しかし、なおも児玉は止まらない。この日は「積極的に前を向いてシュートを打とうと思っていた」という意識が後半も継続。後半11分、GKを強襲するシュートを放つと、29分、再び自身の足でスコアを動かす。左サイドを突破したMF熊取谷一星(浜松開誠館中3年)のクロスに反応すると、ゴール前に走り込んで左足で押し込み、「ゴールを意識したプレーができた」と胸を張った。
この日はワンタッチでのゴールが目立ったが、「持ち味はミドルシュートと背後へのスプリント」と話すように、身体能力も兼ね備えたタイプ。青嶋文明監督も「バスケやっても、ハンドやってもうまいんですよね。いろんな運動ができる」と“素材”の良さに太鼓判を押す。
一方で「それによってうぬぼれがあり、細かいことを習得しようという気がなかった。頭を使わないといけないということは、ようやく分かってきましたが……」と指摘。実際、この後に行われた決勝戦では、ボールに絡めず無得点のまま途中交代。「オフザボールが悪いと言われた」と反省しきりだった。
長野県のフォルツァ松本出身で、中学時代はヴァンフォーレ甲府U-15でプレーした。当時は「点の取れるサイドハーフ」といった役割だったというが、高校2年からストライカーを担うようになり、「その時の背後に抜ける動きは役に立っている」と手応えも。尊敬する選手はFWロベルト・レワンドフスキ(バイエルン)だといい、点取り屋としての自覚が芽生えつつある。
そんなブレイク候補生の今後の目標は2つだ。「選手権は全国で優勝したい。そしてプリンスリーグでは10得点以上挙げたい」。オールマイティーなストライカーに憧れる“素材系”が、個人の目標、チームを夢を実現すべく、最後のシーズンに全てを懸ける。
(取材・文 竹内達也)
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