敵守護神も警戒する前育のスーパーサブ、豪州人の母持つFW宮崎鴻「流経は得意な相手」
ゲキサカ / 2018年1月7日 1時5分
[1.6 全国高校選手権準決勝 上田西1-6前橋育英高 埼玉]
前橋育英高(群馬)の誇るスーパーサブは、決勝で対戦する流通経済大柏高(千葉)の守護神からも最大限の警戒を寄せられている。初戦の2回戦から毎試合途中出場しているFW宮崎鴻(3年)はこの日も4-1の後半22分からピッチに入った。
FW飯島陸(3年)と2トップを組み、強烈なシュートでたびたびゴールを襲うと、後半41分にはGK湯沢拓也(3年)からのロングキックを頭でそらし、飯島のダメ押しゴールをアシスト。「一番シンプルな攻撃の形。自分が競って、飯島が裏に抜ける」という狙いどおりの得点に胸を張った。
オーストラリア人の母を持つ宮崎は185cmという恵まれた体格を武器にしたパワフルなプレーが持ち味。ここまで4試合すべて途中出場ながら、2回戦の初芝橋本戦(5-0)と準々決勝・米子北戦(3-0)で1得点ずつ記録するなど決定力も高い。これには流通経済大柏のGK薄井覇斗(3年)も前橋育英で最も警戒する選手を聞かれ、宮崎の名前を挙げたほどだった。
「みんなケアしないといけないけど」。流通経済大柏の守護神はそう前置きしたうえで、「カギになってくると思うのは途中出場の宮崎選手。彼はフィジカルが強いので、うちの関川(DF関川郁万)がどれだけ彼に勝てるかが試合を決めると思う」と、要注意人物に指名した。
そのことを伝え聞いた宮崎は驚いた表情を見せ、「素直にうれしいです。あんなに強いチームから言われるなんて」とはにかんだ。直近で流通経済大と対戦した昨年9月10日のプリンスリーグ関東第12節(3-2)で先制点を決めているのもあるだろう。今季はプリンスリーグ関東で2試合と全国高校総体準決勝でも対戦しているが、「流経は得意な相手。この1年でいいイメージがある」と言い切る。
「(相手DFが)ガツガツ来てくれるのは逆にやりやすい。入れ替わればチャンスにもなるし、前線でパワフルなプレーを見せて、どんどんゴールを狙っていきたい」。相手に脅威を与えるスーパーサブがベンチに控えているのは前橋育英にとって大きな強味。その投入を合図に日本一を懸けた最終決戦はさらに激しさを増す。
(写真協力『高校サッカー年鑑』)
(取材・文 西山紘平)
●【特設】高校選手権2017
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