存在感高まる前橋育英MF塩澤隼人、決勝は田部井涼と「一緒にプレーして優勝したい」
ゲキサカ / 2018年1月7日 8時36分
[1.6 全国高校選手権準決勝 上田西高 1-6 前橋育英高 埼玉]
攻守にタレント揃う前橋育英高において、背番号7の存在感が高まっている。シュート31本、6ゴールと爆発した攻撃と守備のつなぎ役として、MF塩澤隼人(3年)が中盤の底で高い能力を発揮。危機を察知してスペースを埋め、絶妙なポジショニングからセカンドボールをことごとく回収。球際激しく中盤を制圧した。
3回戦富山一戦(1-0)で右膝上を打撲したボランチの相方MF田部井涼(3年)が2試合連続で先発外。新チームになってから田部井涼が公式戦を欠場したのは2試合目となり、この日もコンビを組んだMF秋山裕紀(2年)との連携を深めた。本来は「前にいくタイプ」だが、塩澤が田部井涼の代役をこなし、後輩ボランチの攻め上がりをフォローしながらバランスをとった。
「自分では回収できていたと思ったんですが、ハーフタイムに監督からは『まだまだ。もっとやんなきゃ』と言われたので」と表情を緩めた塩澤は「日本一の厳しさは監督が一番よく分かっていると思う。もっと突き詰めていきたい」と慢心はない。
決勝の対戦相手は流通経済大柏(千葉)に決定。プリンスリーグ関東の対戦は2戦2勝だが、総体準決勝では0-1で敗れた。悲願の大会制覇へ、「リーグ戦は良かったけど、インターハイはつなげるところも蹴ってしまった。ビビらずにつなぐところはつないで、個人としてもチームとしても勇気を持って表現したい」とイメージを膨らませた。
高い能力を発揮して試合を組み立てただけではなく、この日もキャプテンマークを巻いてプレー。主将のMF田部井涼に代わってチームを統率する役割も務めた。注目度は日増しに高まっているが、「キャプテンはもともと涼なので。自分のやるべきことは変わらない。しっかりとチーム全体を見て声をかけて、自分の特徴を出せるように意識してプレーしたい」と地に足をつけている。“相棒”の復帰を待望し、「最後は同じピッチで一緒にプレーして優勝したい」と力を込めた。
(写真協力『高校サッカー年鑑』)
(取材・文 佐藤亜希子)
●【特設】高校選手権2017
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