被シュート31本に上田西GK小山ぼう然、そして涙…「レベルが違った」
ゲキサカ / 2018年1月7日 10時18分
[1.6 全国高校選手権準決勝 上田西1-6前橋育英高 埼玉]
被シュート31本は記憶にないという。「シュートが多すぎて、どんなシュートを打たれたのかも覚えていない。訳わかんなくなった。(試合後は)全然何にも出来なくて、ロッカールームに戻ってから現実に戻った」。前橋育英のあまりの強さに、上田西(長野)のGK小山智仁(2年)も完敗を認めざるを得なかった。
「点数とかじゃなくて、レベルが違った。スピードとパワーが違った。公式戦でこれだけ大きな点を取られてしまうのは初めて。守備に自信があったので、6失点は悔しいです」
12年ぶり2回目の出場となっていた上田西。勝利、そして得点もまだなかったチームだが、初戦で強豪の京都橘に1-0で勝利すると、続く帝京大可児戦では5得点を奪って圧勝。準々決勝でも明秀日立に競り勝ち、高校サッカー界の憧れの舞台である埼玉スタジアムのピッチに立つまでの大旋風を巻き起こした。
一戦ごとに高まる周囲の期待。「一戦必勝で勝っていく中で、周りもとても応援してくれているなというのが伝わってきた。自分のためもあったが、周りの人のためにもがんばろうと思った」と力に変えながら戦ったことで、聖地のピッチにも緊張感なく立てたという。
悔しい結果に終わった準決勝だが、小山はまだ2年生。「泣かないようにしていたが、人生で初めて止まらなくなるくらい涙が出てきた」というかけがえのない経験も出来た。「サッカーでも人生でも糧になると思う。この悔しさと自信を、これからのサッカーと人生に生かしていきたい」。そして強くした思い。「来年はこの舞台に帰ってきて、このメダルよりいい色のメダルを獲得しに来たいと思います」。
(写真協力『高校サッカー年鑑』)
(取材・文 児玉幸洋)
●【特設】高校選手権2017
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