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後半ATに2年生FW榎本が劇的V弾!前橋育英が悲願の初優勝!

ゲキサカ / 2018年1月8日 21時45分

 一方、前橋育英は徐々に落ち着いてパスを繋ぎ出す。山田耕介監督の言う「トントントン」というテンポの連続パスが繋がり、相手の守りを崩しかけるシーンもあった。26分にはPAへ潜り込んだ飯島がシュートへ持ち込み、27分には飯島の左足ミドルがクロスバーをかすめる。そして46分、敵陣でボールを奪い返すと、右中間を抜け出した飯島が決定的な右足シュート。だが、先制点かと思われた一撃は左ポストを叩き、前半は0-0のまま終了した。

 流経大柏は後半4分、熊澤に代えて準決勝で決勝点のMF加藤蓮(3年)を投入。11分には宮本泰をMF石川貴登(3年)へスイッチする。後半15分過ぎから前橋育英が猛攻。渡邊や角田の攻め上がりから連続攻撃を繰り出す。そして19分、田部井涼のスルーパスで左サイドを抜け出した五十嵐が左足シュート。だが、これもクロスバーをヒットしてしまう。

 前橋育英は19分、その五十嵐に代えて185cmFW宮崎鴻(3年)を投入し、飯島を左サイドへ移す。一方の流経大柏は安城とFW池田啓利(3年)を入れ替えた。苦しい時間帯を耐えた流経大柏は中盤中央にポジションを移した菊地の展開からクロスでチャンスも作り出したが、前橋育英は松田、角田のU-18代表CBコンビ中心に隙を見せない。

 34分、前橋育英は右CKから松田の放ったヘディングシュートを皮切りに塩澤、角田と3連続で決定的なシュート。だが、今大会全4試合無失点の流経大柏は、3本全てDFがゴールライン手前で身体に当てるという鉄壁の守りで1点を許さない。
 
 流経大柏は40分、佐藤に代えてMF金澤哲流(3年)を投入。試合は0-0のままアディショナルタイムに突入する。そして47分、ついにスコアが動く。前橋育英は田部井涼がPAへループパス。榎本がニアサイドでそらしたボールを、飯島が右中間でキープしてから左足シュート。DFがブロックしたこぼれ球を榎本が右足ダイレクトでゴール右隅にねじ込んだ。 
 
 後半アディショナルタイムのゴールで先制した前橋育英が、このまま1-0で勝利。14、16年度の決勝で敗れていた“上州のタイガー軍団”前橋育英が、3度目の決勝挑戦で悲願の初優勝を果たした。
 
(取材・文 吉田太郎)●【特設】高校選手権2017

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