前橋育英の最強4バックが雪辱の決勝無失点!!DF角田涼太朗「もうできないのは寂しい」
ゲキサカ / 2018年1月8日 23時46分
[1.8 全国高校選手権決勝 流通経済大柏高0-1前橋育英高 埼玉]
試合終了の笛が吹かれると、前橋育英高(群馬)の4バックはピッチに崩れ落ちた。一年前、昨年度大会の決勝は0-5で大敗。その埼スタ決勝の舞台に舞い戻り、無失点で悲願の大会制覇を成し遂げた。U-18日本代表DF角田涼太朗(3年)は「ラストゲームを無失点で終えられて気持ちいい」とこの上ない歓喜をかみしめた。
決定的なシュートを打たせなかった。ガンバ大阪内定のU-18日本代表CB松田陸(3年)とのチャレンジ&カバーで相手の攻撃をシャットアウト。「カバーリングがしっかりできていた。球際の部分もそこまで負けるシーンはなかった」。競り合いに勝ち、相手のプレッシャーにも落ち着いて処理。前線にボールを収めさせず、安定した守備から攻撃につなげた。
昨年度は決勝までの5試合を無失点に抑え、今年は準決勝の上田西(長野)戦で初失点。無失点優勝とはならなかった。「無失点でいきたかった気持ちも強い。でも、優勝することが第一だと思っていたのでそこまで無失点にはとらわれなかった。準決勝で失点してしまったけど、埼スタで失点する雰囲気に慣れたこともあって気負わずに試合に臨めた」。悔しさを帳消しにするためにも絶対に欲しかったタイトル。「結果オーライかな」と表情を緩めた。
昨年度、決勝のピッチに立った2年生4バックが最高学年に上がった。「5失点した悔しさは(4バック)全員が持っていた」。選手権決勝で5失点。同じ悔しさを共有した4人は埼スタでの雪辱を目標に一年を過ごし、見事に雪辱を晴らした。「歴史を変えたという意味でもうれしい」。最強4バックが同校に歴史をつくり、「本当に幸せですね」と仲間との出会いに感謝した。
「このメンバーでサッカーができたことが良かったし、ここまで気持ち良くサッカーできるチームはなかなかないと思う。このメンバーでもうサッカーができないのは寂しいですね」。最高の仲間とたどり着いた頂点。その景色を忘れず、卒業後は筑波大で大学日本一を目指す。
(写真協力『高校サッカー年鑑』)
(取材・文 佐藤亜希子)
●【特設】高校選手権2017
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