本田監督「負けに不思議の負け無し」。後半ATに初失点の流経大柏は夏冬連覇ならず
ゲキサカ / 2018年1月8日 23時37分
[1.8 全国高校選手権決勝 流通経済大柏高 0-1 前橋育英高 埼玉]
「負けに不思議の負け無しで、負けるべくして負けたと思います」。流通経済大柏高の本田裕一郎監督は激戦の末の敗戦を素直に認めていた。
「負けても悔いのないように、暴れまわって来い。泣いて終わるのは無しな」と指揮官は選手たちに声がけし、決戦のピッチへ送り出した。今大会初先発のDF三本木達哉(3年)が得点ランキング首位の前橋育英高FW飯島陸(3年)を徹底マーク。ボールへの寄せが非常に速かった流経大柏は前半、相手をシュート2本に封じて0-0で折り返す。
前半は狙い通りの0-0。後半に勝負をかけた流経大柏は5分に準決勝でスーパーボレーを決めているMF加藤蓮(3年)を投入し、その後も大会優秀選手に選出されたMF石川貴登(3年)、FW池田啓利(3年)とアタッカーたちをピッチに送り出す。
左SB近藤立都(3年)のクロスからMF宮本優太主将(3年)がヘディングシュートを放ち、ゴール前のこぼれ球を石川がシュートするシーンもあった。だが、この日は全体的に前線でボールを収めたり、競り勝つことができず。本田監督も「その辺が誤算でした」と振り返る内容に終わってしまう。
後半33分には前橋育英の3連続の決定的なシュートをU-17日本代表CB関川郁万(2年)らがゴールライン手前で3連続のスーパークリア。前橋育英・山田耕介監督が「普通なら入っている」というシュートまで止めて0-0のまま食い下がった流経大柏だったが、後半アディショナルタイムに喫した今大会失点で涙を呑んだ。
夏のインターハイで9年ぶりとなる全国制覇を果たし、プレミアリーグ復帰も果たした。本田監督は3つ掲げていた大目標のうち、2つを成し遂げ、選手権でも決勝進出した今年のチームについて、「とても優勝できるようなチームではないです。大会形式が違えばもっと素晴らしいチームがいっぱいあったと思います」と分析するが、同時に「良くここまで来れたなという印象です。ここまで来れた過程を褒めてあげたい」。選手たちがインターハイ優勝や選手権準優勝を果たすまでに練習場で力を培ったことを讃えていた。
(取材・文 吉田太郎)●【特設】高校選手権2017
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