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“強すぎる”新潟シンガポールに厳しい規定変更…メンバー大幅入れ替え、大学生ら大量入団

ゲキサカ / 2018年1月9日 18時36分

新潟シンガポールでプレーすることになった左からDF山崎海秀、FW森永卓、FW星野秀平、MF浅岡大貴

 アルビレックス新潟シンガポールは9日までに、新加入選手を公式サイトで発表した。新シーズンより登録選手のレギュレーションが変更となるため、多くの大学生選手らの加入が発表になっている。

 アルビレックス新潟のグループにあたる同クラブは2004年から同国リーグに参戦している日本人クラブ。11年に初めてリーグ杯を制すると、16年にリーグ戦、リーグ杯、シンガポール杯、コミュニティー・シールドの4冠制覇を達成。昨季も2年連続で4冠を達成していた。

 しかし昨年12月、レギュレーションの変更がシンガポールサッカー協会より発表になった。18シーズン、新潟シンガポールは登録選手のうち、21歳以下を50%、23歳以下を50%、オーバーエイジを1人、23歳以下のシンガポール人選手2人(任意)という編成にしなければいけなくなったのだ。新潟Sが“強すぎる”ことも影響しているという。

 ただし新潟S以外のクラブにも23歳以下の選手を6人以上、30歳以上の選手を最大6人までしか保有できないなどといった制限が与えられている。

 これにより新潟Sは昨季の得点王であるFW佐野翼(→熊本)らが退団せざるを得ない状況となるなど、大幅なメンバーの入れ替えを迫られた。現時点で契約が更新されているはオーバーエイジ登録となるGK野澤洋輔(38)とFW鎌田啓義(20)の2選手のみだ。

 ただ新加入選手はビッグネームが多く、昨年12月に行われた大学選手権(インカレ)を制した流通経済大からFW星野秀平(22)とFW森永卓(22)。関東大学1部リーグを優勝した筑波大からMF浅岡大貴(22)。鳥栖を退団後、東海大に進学したDF笹原脩平(21)ら。そしてヴァンフォーレ甲府からDF熊谷駿(21)が完全移籍、昨年の天皇杯で札幌を破るなど旋風を巻き起こしたいわきFCからDF山崎海秀(20)も完全移籍で加わることになった。

 クラブによると、現時点で新シーズンは21歳以下が9人、23歳以下が9人、シンガポール人選手2人(MFアダム・スワンディ、GKシャフル・ライヤン)、そしてオーバーエイジの野澤の計21選手の編成で戦うことが進められているという。

 23歳以下という制限があるため、このままレギュレーションの変更がなければ、今季、大学から進む選手は1年での退団を余儀なくされることになる。しかし逆風が吹く中で関係者は「退団選手がJクラブに受け入れられているように、日本でも少しずつ認識されてきている。次のシーズンのレギュレーションはどうなるかまだ分からないが、新加入選手も海外に出るための第一歩になると思う」と前向きに話した。

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