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「【先読み】は外れてからが勝負」遠藤保仁最新刊から一部紹介!

ゲキサカ / 2018年1月12日 17時0分

 ただし、自分が予測して思い描いている絵と、他の選手が思い描いている絵を確認し、微調整することは大切にしている。「さっきのプレー、こういう選択肢もあったぞ」と相手に伝える。場合によっては、相手から「いえ、こういう選択肢もありました」という言葉が返ってくることもある。

 大切なのは、それぞれの思い描いた絵を確認し合って、「色彩」を合わせることだ。このような一見単純ともいえるような作業を繰り返すことによって、それぞれのビジョンが合致して、うまく連動できるケースが確実に増えていく。自分の絵を押しつけることは簡単だが、そうすると、相手の選手は同じ色しか使わないようになる。色彩はバラエティーに富んでいるほうが、いいに決まっている。攻撃のバリエーションが増えて、敵の裏をかくこともできる。

 一般社会でも上司が部下に、考え方ややり方を押しつけるのは簡単だと思う。それは仕事の効率化につながるかもしれないが、言われたことしかしない部下を生み、反発する抵抗勢力を生むリスクもあるはずだ。そうなれば組織の力は劣化してしまうのではないだろうか。一方で、チームで結果を出すような仕事の場合には、こうしたイメージの共有を定期的に行うと成果が挙がることも多くあるのではないだろうか。
<書籍概要>
■タイトル:「一瞬で決断できる」シンプル思考
■発売日: 2017年12月22日
■発行元:KADOKAWA  
■定価:本体1300円+税  
■判型:四六判、208ページ
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