「ちょっと戸惑った」U-21代表DF原輝綺の“今日限定”プレー
ゲキサカ / 2018年1月14日 2時43分
[1.13 AFC U-23選手権 U-21日本1-0U-23タイ 江陰]
相手は思った以上に引いてきた。自陣深くにブロックを作り、日本の攻撃をはね返してくる。しかし、敵陣PA付近まではスペースが広大にあり、右CBの位置に入ったU-21日本代表DF原輝綺(新潟)も敵陣でのプレーを増やしていった。
原も「前半はちょっと戸惑った」と振り返るほど、タイは序盤から守備に重きを置いた。「縦パスが入りにくかった」ように、敵陣PA付近にスペースは、ほぼない。後半に入っても、その構図は大きく変わらなかったが、原のポジションは徐々に前方中央寄りへと上がっていった。
「あそこまで引くなら、逆にオフェンシブを落とさないで、自分がスペースを埋めてボールを受ければ、オフェンシブはもう一つ前でプレーできるし、SBも高い位置を取れると思ったので、あれだけ高い位置を取った」
当然、カウンターのリスクはあったが、「悠悟がしっかり遅らせてくれた。今日は悠悟に助けられた」と語ったように、3バックの中央に入るDF立田悠悟(清水)がタイのターゲットマンとなるFWチェンロップを、きっちり監視下に置くことで容易にはカウンターを発動させなかった。
高い位置を取った原も積極的に攻撃に絡み、圧力を強めたチームは、試合終了間際の後半45分に決勝点を奪い、1-0の完封勝利を収めて決勝トーナメント進出を決めた。「あと、必ず2試合できるのは、すごく自分たちの収穫になる。1試合でも多く試合をしたいと思っているので、ホッとしています」と安堵の表情を浮かべる。
そして、今日のプレーは、引いた相手だったからこそできたものだと話す。「プレッシャーを掛けてくる相手だったら、今日のあれはできない(笑)。そこは相手を見てです。今日は今日で、良い形は作れたんじゃないかなと思う」。当然、試合状況に応じて、同じようなプレーを求められることはあるだろう。だが、ひとまず高い位置でのプレーは“今日の相手だったからこそ”と笑った。
(取材・文 折戸岳彦)●AFC U-23選手権2018特集ページ
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