ピッチ内外で“勉強中”のU-21代表FW岩崎悠人「探りながらやっています」
ゲキサカ / 2018年1月14日 16時47分
2試合連続で先発を託されるも、自身にゴールは生まれていない。チームは2戦連続1-0の完封勝利で早々とグループリーグ突破を決め、「決勝トーナメント進出を決められたのは良かった」と喜びを表したU-21日本代表FW岩崎悠人(京都)だが、「最後の攻撃のクオリティーは追及しないといけない」と厳しい表情で語った。
タイ戦では左シャドーの位置に入り、1トップのFW田川亨介(鳥栖)、右シャドーのMF高木彰人(G大阪)と前線のトライアングルを形成した。相手は自陣に引きこもり、「シャドーの位置は結構スペースがあった」ことで、「ボールを受けることを意識した」とパスを呼び込む。しかし、「その後、前を向いた後がやっぱりまだまだですね」と反省を口にした。
最終ラインに入るDF板倉滉が2試合連続ゴールを奪ったことも、岩崎に火をつけたようで、「マジで攻撃陣で崩してゴールまで行かないと」と、次戦こそは攻撃陣でゴールを奪おうと燃える。
シャドーの位置でのプレーは新たな挑戦となるが、「すごく楽しんでいる」。それはなぜかと言うと、シャドーでのプレーは「苦手な部分なので」と続けた。「密集地帯でのプレーとかは苦手。でも、それができるようになればプレーの質も上がるし、幅も広がるので、背後への抜け出しも怖くなると思う。とりあえず勉強中です」。新ポジションで見えている課題を克服し、進化を遂げていこうとしている。
練習中から森保一監督とは密にコミュニケーションをとっているが、今月2日から行われた大阪での事前合宿の際には「チームを引っ張ってほしい」と伝えられたようだ。だが、その部分に関しても“勉強中”のようで、「淡々とチームを引っ張るのか、声を出してガツガツ引っ張るかは自分で考えてほしいということだったけど、まだ模索中。そこは探りながらやっています」と答えたように、ピッチ内外でのさらなる成長を目指す。
(取材・文 折戸岳彦)●AFC U-23選手権2018特集ページ
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