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[新人戦]新生・前橋育英の初陣は苦戦も前向き。“努力の世代”は「自分たちは最初からできない方が良い」

ゲキサカ / 2018年1月14日 17時49分

前橋育英高は後半に4得点。交代出場のFW森隼平は15分に右足シュートを決めるなど2ゴールを奪った

[1.14 群馬県高校新人大会2回戦 前橋育英高 5-1 太田高 前橋育英高高崎G]

 新生・前橋育英が、公式戦初勝利――。第96回全国高校サッカー選手権で初優勝した前橋育英高の新チーム(1、2年生チーム)が14日、平成29年度群馬県高校サッカー新人大会2回戦で太田高と対戦。新チーム初陣となる一戦を5-1で制し、吉井高と戦う3回戦(1月20日)へ進出した。

 全国高校選手権決勝(8日、埼玉)での歓喜からわずか6日で迎えた新チーム初戦。新人戦用のメンバーで練習したのは、前日13日の1日だけだったという前橋育英にとって、前半を1-1で折り返すなど苦戦した試合は“気づき”の多い80分間だったようだ。この日は前橋育英の入学試験が実施されたために、学校長を務める山田耕介監督は不在。指揮を執った櫻井勉コーチは試合後、Aチームの選手としてピッチに立つ決意が足りていないことなどを指摘していた。

 初陣のメンバーは、選手権決勝で劇的決勝点のFW榎本樹(2年)がコンディション面を考慮されて欠場したが、選手権準々決勝、準決勝で好プレーを見せたMF秋山裕紀(2年)や、全国のピッチを経験しているDF若月輝(2年) 、FW高橋尚紀(2年)、FW室井彗佑(2年)らが先発。GKは山口瞬(2年)で右SB若月、CB府川宙史(2年)、CB岡本悠作(2年)、左SB森賢太郎(2年)。中盤は秋山と鏑木瑞生(2年)のダブルボランチで右SH高橋優斗(2年)、左SH小栗秀哉(2年)。2トップは高橋尚と室井がコンビを組み、キャプテンマークは選手たちの判断によって若月が巻いた。

 前橋育英は前半2分にスルーパスで抜け出した小栗がGKとの1対1を迎えたが、これを太田GK高橋龍太朗(2年)にストップされると、その後もボールを支配して長短のパスで相手を押し込みながら得点することができない。

 太田はプレッシングが速く、球際でもファイト。特に自陣ゴール前で良く身体を張り、自由にシュートを打たせない。逆に19分にはMF荻野雅也(2年)のインターセプトから10番FW花本大地(2年)がクロスへ持ち込むなど、荻野とMF今井亮裕(2年)のダブルボランチを起点とした速攻から攻め返して見せる。

 前橋育英も秋山の展開からSB森が決定的なラストパスを通したり、存在感放つ高橋尚のチャンスメークなどからゴールに近づいたが、太田は粘り強い戦い。それでも35分、前橋育英は府川のロングフィードから小栗が好トラップして抜け出す。そして、GKとの1対1から右足で先制点を流し込んだ。

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