選手権得点王FW飯島、高校選抜選考合宿でも決めて、Vパレード、U-19代表合流へ
ゲキサカ / 2018年1月31日 21時27分
[1.20 練習試合 日本高校選抜候補 2-2 阪南大]
選手権得点王のFW飯島陸(前橋育英高、3年)がゴールでアピールだ。日本高校選抜の選考合宿2日目に実施された強豪・阪南大との練習試合に先発出場した飯島は、1本目5分に先制ゴール。MF菊地泰智(流通経済大柏高、3年)が相手DFの背後を狙ったパスは先にDFに触られたものの、すぐに守備へ切り替えた飯島は、前方へのパスコースを切ると見せかけてGKへのバックパスをインターセプトする。そして、すかさず左足でゴールネットを揺らした。
「(一度ボールを失ったが、)切り替えで守備しようと思って(バックパスを)誘ったらそっちに出たので、上手くカットして決められました」と飯島。高校選抜のエース候補は頭脳的なプレーで奪ったゴールによって、周囲からの信頼をまた高めることに成功した。
阪南大戦では他にも前線からのディフェンスでボールを引っ掛けるシーンがあり、決定的なシュートも放ったが2点目を奪えず。午後に開催された大阪体育大戦も無得点に終わった。約一週間前に発熱。そこからコンディションを上げて練習試合で得点も決めたが、本人によると細かい部分が足りないのだという。
飯島は「ある程度はできるんですけれども、細かいところができていない。でも、その細かいところが大事なので。あと得点感覚。そういうところももっとやっていかないといけない」。普段ならば追いつけるようなボールに届かず、細かなボールタッチのズレや運動量不足も感じたという。それだけに、少しでも早く状態を戻すことに集中する。
21日は群馬県前橋市内で前橋育英の選手権優勝パレードが開催される。そのため、飯島ら前橋育英の5選手は午後の大体大戦後に高校選抜選考合宿から離脱。飯島は21日の優勝パレード出席後、1日挟んで23日からは初選出されたU-19日本代表東京合宿・スペイン遠征に参加する。大忙しの注目ストライカーは、年代別代表でも結果を出すことにこだわり、再びゴールでチームからの信頼を掴む。
(取材・文 吉田太郎)●富士ゼロックススーパー杯2018特集
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