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日本高校選抜候補は大体大に逆転負けで選考合宿終了。1本を決めきる、守りきるチームとなって欧州へ

ゲキサカ / 2018年1月31日 21時23分

 20分に松田をGK薄井覇斗(流通経済大柏高3年)へスイッチした後の22分には抜群の高さを発揮していた蓑田が負傷交代。MF松井蓮之(矢板中央高3年)を最終ラインに投入して対応した高校選抜候補は佐藤拓の攻撃参加や、佐藤颯がしなやかなドリブルでDFをいなして右サイド打開するなど大体大ゴールに迫る。また、的確な守りで相手の反撃を断ち切って1-0で1本目を終えた。

 2本目の先発はGKが薄井、4バックは右から石川貴登(流通経済大柏高3年)、嶋中春児(長崎総合科学大附高3年)、稲見、大森大地(帝京大可児高3年)。中盤は松井と井上怜(市立船橋高2年)のダブルボランチで右SH荒木駿太(長崎総合科学大附高3年)、左SH田中、2トップは圓道将良(旭川実高3年)と福元友哉(市立船橋高3年)がコンビを組んだ。

 開始3分に福元が左オープンスペースから仕掛けてシュートまで持ち込んだものの、8分に中途半端な守りの隙を突かれて失点。10分に薄井とGK濱田太郎(初芝橋本高、3年)が代わった後、後方から丁寧にボールを繋いで攻める高校選抜は井上と田中のコンビネーションなどから再び勝ち越しゴールを目指すが、要所を締める相手の前になかなかゴールに近づくことができない。

 23分、稲見と田中に代えて石井、佐藤颯を投入した高校選抜候補は26分にシュートのこぼれ球を押し込まれる形で失点。27分には井上のループパスに福元が反応したがシュートはGKに阻まれ、30分には抜群のスピードで右サイドを突破した圓道がシュートまで持ち込んだものの、決めきることができない。終了間際にも荒木の仕掛けからチャンスが生まれたが、同点に追いつくことができなかった。

 平野監督は終盤押し込みながらも決められずに1-2で敗れた試合後、選手たちに対し、「あそこで決めれるチームになるのか、惜しいチームで終わるのか。勝てるチームかそうでないか。ちょっとのところを変えないと今後のサッカー人生が変わってこないし、日本のサッカーも変わってこない」とメッセージ。ミーティング後、この言葉について「今から意識してもっと速く、もっと正確にと日々意識してやらないと身につかない。言われてからじゃなくて、言われる前に彼らが気づかないといけない。(次回の合宿で)呼ぶ子も、呼べない子もいるけれども、ここから何か持ち帰ってくれればいい」と加えていた。

 1本のシュートを決められるかどうか、守れるかどうかで人生が変わる可能性がある。宮本は「監督が言っていたことは、日本のサッカーの課題なので、それを自分たちの代で少しずつ、少しずつ変えていかないといけない。チーム全員で取り組んでいかないといけない」。今後、欧州遠征へ向けてメンバーは絞られていくが、選手たちは指摘された言葉を胸に、1点を決めきる、守りきるチームを目指して取り組んでいく。

(取材・文 吉田太郎)●富士ゼロックススーパー杯2018特集
●【特設】高校選手権2017
●2018日本高校選抜欧州遠征特設ページ

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