“プリンス”脇坂泰斗が川崎Fに帰還、目標は中村憲剛「どんどん吸収していきたい」
ゲキサカ / 2018年1月21日 22時30分
川崎フロンターレサポーターが掲げた横断幕にも「プリンス」の文字が刻まれた。 川崎フロンターレU-18で育ったMF脇坂泰斗が阪南大から“復帰”。甘いマスクから、大学時代に「プリンス」の愛称が浸透した脇坂は「またこのユニフォームを着られてうれしい」と爽やかな笑顔を弾けさせた。
昨年1月には宮崎キャンプに練習生として参加。今年はプロ1年目としての自覚を持ち、決意新たに一次キャンプに臨んだ。「ベテランの方々が引っ張ってくれるけど、若手の底上げがないとチームとして成り立たない。チームのために、自分のレベルアップのために積極的にやりました」。自身の立ち位置を見つめ、「チャレンジ」をテーマに練習に取り組んだ。
得点力、ゴールにつながる決定的なパスが持ち味のアタッカー。前線のポジションはどこでもこなすが、一次キャンプではトップ下を務めた。目標とするMF中村憲剛をはじめ、中盤の定位置争いは熾烈だが、「やりがいしかないです。同じポジションで見本になる方が間近にいる。どんどん吸収していきたい」と意欲を燃やした。
背番号は28番に決定。阪南大のエースナンバーである14番を2年間背負った脇坂は「14の倍だからうれしい」と縁を感じていた。4年間で大きな自信をつけて古巣に帰還。大学1年時から出場機会をつかみ、全日本大学選抜に定着。大学4年時にはユニバーシアードで世界制覇を成し遂げ、「いい経験ができた」と充実の時を過ごした。大学経由の“復帰”に「現時点で遠回りか近道かと聞かれたら何も言えないけど、これから証明していきたい」と力を込めた。
苦しい時期もクラブに支えられた。大学2年の12月に左足大分中足骨を疲労骨折し、全日本大学選手権(インカレ)と大学選抜を負傷離脱。落ち込んでいたときに川崎Fスタッフから連絡が入り、「手術を受けたら」と提案された。自身を見守り、サポートしてくれた古巣に「涙が出た。本当にありがたかったです」と忘れられない記憶になっている。
4冠を目指すチームで踏み出す第一歩。新シーズンに向け、個人としては「たくさん試合数があるので焦らず、どんどんチャレンジしていくしかない」と意気込み、「チャンスがきたらしっかりと結果を出せる準備をしていきたい」と気合十分に話した。
(取材・文 佐藤亜希子)
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