[日本高校選抜選考合宿]市立船橋FW福元友哉(3年)「どんな相手でもゴールをこじ開ける力が必要」
ゲキサカ / 2018年1月31日 21時21分
第96回全国高校サッカー選手権の優秀選手を中心に構成された日本高校選抜選考合宿が19日から21日まで大阪府内で行われた。最終的に18名が日本高校選抜として3月末から欧州遠征を行い、第56回デュッセルドルフ国際ユースサッカー大会(ドイツ)に出場する。
鋭い動き出しから迫力のある仕掛けや技術力の高さも活かしてゴールを奪うFW福元友哉(3年)は、市立船橋高(千葉)のエースストライカーとしてインターハイ4強、プレミアリーグ残留に貢献した。ファジアーノ岡山入りする注目FWだが、選手権千葉県予選決勝では不発に終わり敗退。それでも評価は変わらず、高校選抜候補に選出されたFWが今冬の選手権についてや、高校選抜、18年の意気込みについて語った。。
―高校選手権を振り返って。個人的に発揮できたこと、出しきれなかったことは?
「やっぱり悔しさが残ります。決勝は自分自身、何もできなかったのでそこは本当に今も後悔しています。選手権予選の初戦と2回戦はできていたことが決勝は収めるだったり、裏の抜け出しだったり、一番は点を獲るということができなかったのは悔しかったですね」
―選手権は昨年の全国大会で結果を残せなかったから、強い思いがあったはず
「去年、点が取れなくて臨んだ今年だったので、自分が点取って勝つという気持ちがありましたし、最初は調子が悪いなりにも点が取れていたんですけれども、決勝は調子が悪いだけで終わってしまった」
―テレビで全国大会は見た?
「見たくはなかったんですけれども、決勝は見ちゃいましたね。流経(流通経済大柏)はマンツーをやっていましたけれども、前育(前橋育英)は一人ひとりが上手くてそこを打開する力があったので、やっぱり(流経大柏から得点できなかったのは)自分の力が足りなかったのかなと改めて思いました」
―日本高校選抜候補合宿に参加して感じたこと。日本高校選抜欧州遠征メンバー入りへの意気込みを
「今はプロの練習に参加させてもらっていて、プレースピードが高校とは違うと感じています。今日(19日)も止めて蹴るの判断とかは全体的にプロと比べても低いというのがありますし、自分自身もまだまだと今日も痛感しました。ファジアーノで試合に出るためにもどんな相手でもゴールをこじ開ける力が必要だと思う。流経戦とか見て、自分にはまだないので、ここでその力がつけられるように頑張っていきたい」
―外国人選手相手に試したい部分。自分自身の強みと課題について
「強みである裏への抜け出しを続けることと、あとはそれだけでは通用しないと分かったので、収める時の相手に身体を当てるタイミングだったりなどを伸ばしていきたいです。課題はコンタクトのところで、ボールを守るところだったり、空中戦だったり、あとは点を獲るというところが課題だと思っています」
―高校3年間を通して学んだこと
「自分自身、結構色々なポジションをやってきて、どのポジションにも共通するのが、がむしゃらさが大事だなと感じています。決勝では何も出来ない時に自分のテンションが下がってしまったのもありました。朝岡監督から、『そういう時に何ができるかが問われている。そういう時にがむしゃらさ、観客を技術で魅了させるよりも姿勢で魅了させることが大事』と言われて、それはこれから常に意識していきたいです」
―2018年の目標を
「まずはプロで試合に出て、結果としてゴールを獲るということが一番の目標。あとは高校選抜に選ばれて海外の相手から何かを得てチームに持ち帰って、J1昇格の力になれればいいと思っています」
(取材・文 吉田太郎)●富士ゼロックススーパー杯2018特集
●【特設】高校選手権2017
●2018日本高校選抜欧州遠征特設ページ
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