[日本高校選抜選考合宿]桐光学園MF田中雄大(3年)「誰にもできない経験ができたのはステップ」
ゲキサカ / 2018年1月31日 21時20分
第96回全国高校サッカー選手権の優秀選手を中心に構成された日本高校選抜選考合宿が19日から21日まで大阪府内で行われた。最終的に18名が日本高校選抜として3月末から欧州遠征を行い、第56回デュッセルドルフ国際ユースサッカー大会(ドイツ)に出場する。
MF田中雄大(桐光学園高3年)は17年U-18日本代表の実力者。選手権神奈川県予選決勝では自らのPK失敗が響いて敗れ、全国に届かなかったが、抜群の切り替えの速さと技術力の高さ、推進力を持つMFは日本高校選抜候補入りした。そのMFが今冬の選手権についてや、高校選抜、18年の意気込みについて語った。
―高校選手権を振り返って。
「ああいう結果で終わっちゃったんですけれども、誰にもできない経験ができたのはステップで、この経験をいい結果に変えていきたいです」
―個人的に発揮できたこと、出しきれなかったことは?
「去年の予選に比べると、全然自分のプレーだったり、チームを動かすことはできていたと思うんですけれども、最後決勝で決めきれていれば良かった。PKになる前に自分が決めることができていたら良かった」
―日本高校選抜候補合宿に参加して感じたこと。日本高校選抜欧州遠征メンバー入りへの意気込みを。
「全員レベルの高い選手の集まり。その中でも自分のやれることをしっかりやって、チームが勝たないと自分のアピールにはならないと思うので、まずはチームでしっかりとやって、いいゲームをして、その中で個人の結果を残したい。所属チームで結果が出なかった分、桐光学園の名前を背負っていい結果を出して、来年の後輩たちの目標にはなりたいと思っています」
―外国人選手相手に試したい部分。自分自身の強みと課題について。
「桐光でもドイツへ行ったりしていました。その時にボールを持つことなどができていたので、海外選手相手でも点を取れるような選手になりたい。個人で打開して、パスワークやコンビネーションで崩すのもそうですし、決定的な仕事ができる選手になりたいです。左足がまだまだなので、いつでも、どこでもどの瞬間でも両足で蹴れれば強いと思うのでそれを目指していきたいです」
―高校3年間を通して学んだこと。
「1年の時から先輩に小川航基選手がいたり、一個上にジェフくん(タビナス・ジェファーソン)がいたり、プロになった選手たちと一緒にやれて本当に人間性のところやサッカー面のところも学ぶことができました。最後3年目でああいう結果になってしまいましたけれども、誰にもできない経験ができたので次、早稲田でいい結果を出したい。まだ日本一を取ったことがないので大学の舞台で取りたいと思いますね」
―2018年の目標を。
「選手権に出られなかった分、アピールすることができなかった。現に(飯島)陸だったり選手権で活躍してU-19(代表)に入っていますし、早稲田で一緒にやる加藤拓己(山梨学院高)もU-19に入っていますし、本当にそこを目指してやっていかないといけない。高校選抜で活躍すればそういうチャンスも広がると思いますし、大学でもしっかりとやっていきたい」
(取材・文 吉田太郎)●富士ゼロックススーパー杯2018特集
●【特設】高校選手権2017
●2018日本高校選抜欧州遠征特設ページ
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