「NIKE NEXT HERO プロジェクト」選抜がイタリアで初練習。清水トップ昇格のMF滝「相手のゴール前で仕事がしたい」
ゲキサカ / 2018年1月24日 7時28分
高校年代最高峰のリーグ戦、高円宮杯U-18サッカーリーグ2017プレミアリーグにおける「NIKE NEXT HEROプロジェクト」ポイントランキング上位選手中心に構成されたイタリア遠征メンバーは現地時間23日午前、ミラノ市内の“ジャチント・ファッケッティ”センター (インテル下部組織練習施設)でインテルアカデミーコーチが見守る中、技術系のトレーニングと8対8、体力測定を行った。
前日に20時間かけてイタリア入りし、この日が初練習。インテルのトレーニングウェアに着替えて現れた選手たちは、インテルアカデミーのテクニカルディレクターから「良い経験になるように頑張ってください」とエールを受けると、ピッチで集中したトレーニングを行った。
選手たちは身体の向きやボールの置き方についてのアドバイスを受けながらメニューを消化。参加18人を2つに分けた8対8+GKでは2日前に集まったばかりの選手たちが、即効でコンビネーションを披露していく。そして、MF滝裕太(清水ユース3年)のゴールを皮切りに、FW平墳迅(清水ユース3年)やMF中村駿太(青森山田高3年)らがゴールを連発。その後、跳躍や5m走、10m走、15m走の測定を行って午前中のメニューを終了した。
昇格した清水トップチームの始動を経て今回のイタリア遠征に参加している滝は、「ナイキさんにも感謝しないといけないですし、自分を育ててくれたエスパルスにも感謝したいです」と貴重な経験の機会を与えてくれた関係者たちに感謝。そして、イタリア遠征で海外の選手相手にも堂々と自分の力を発揮する意気込みでいる。
「やっぱり自分の良さをどんどん出すことが今後プロに入っていく上でも大事なことなので、それができるようにしたいです。ドリブルだったり、ラストパスだったり、シュートもそうなんですけれども、相手のゴール前で仕事がしたいですね」
滝は昨夏、チーム事情でU-18日本代表を辞退して以降、腰の負傷などもあって年代別日本代表から遠ざかっている。「悔しい思いをしている」彼にとって、ナショナルトレセンコーチとU-19日本代表コーチを兼任する秋葉忠宏コーチも帯同している今回のイタリア遠征は学ぶ場であると同時に、アピールの場でもある。
インテルアカデミーのトレーニング施設で刺激も受けた。この日は「NIKE NEXT HEROプロジェクト」選抜メンバーのトレーニング中、隣のピッチでは、週末にミランとの“ダービー”控えるインテルのプリマヴェーラの選手たちがトレーニングを行っていた。この中の6、7割の選手がセリエA、Bなどを含めてプロになっていくという説明を受けてスタッフたちは驚いていたが、選手たちは将来、同年代の彼らと世界で真剣勝負することも目標だ。
「自分もああいう中で今後やっていきたい。世界に出て活躍したいです」と滝。各選手は自分たちより明らかに一回り以上大きな選手たちに目をやりながら、意識を高めていた。現地時間の24日と25日にはインテルアカデミーとの練習試合。滝は「勝ちにこだわっていくのと自分をどんどん出してアピールしつつ、周りを活かしていきたい。代表にも入りたいのでアピールして代表に入りたいです」と力を込めた。新Jリーガーにとっても貴重な経験だが、学ぶだけでなく、実力を世界で示してくる。
(取材・文 吉田太郎)
外部リンク
- 「NIKE NEXT HERO プロジェクト」選抜メンバーがイタリア入り。“憧れの存在”と遭遇のMF谷川「早くサッカーがしたい」
- 「特別な思いがあります」。進路未定のMF財前は「NIKE NEXT HEROプロジェクト」イタリア遠征で人生変える
- “植田2世”の声は「やってやろう、頑張ろうと思える」。大津の注目CB吉村が「NIKE NEXT HEROプロジェクト」で海外初挑戦
- 「この中から代表が出て来て欲しい」。U-19代表・秋葉コーチが「NIKE NEXT HERO プロジェクト」イタリア遠征メンバーに期待のメッセージ
- 『NIKE NEXT HEROプロジェクト』のイタリア遠征メンバー発表!山形内定MF中村駿太ら選出
この記事に関連するニュース
-
セレッソ大阪スポーツクラブ、ECCとのタッグ強化 小松塁コーチ「指導者も世界に出ていく時代」
スポニチアネックス / 2024年5月9日 7時1分
-
U-17女子アジアカップが6日開幕、多士済々の「リトルなでしこ」に注目 北川信行の女子サッカー通信
産経ニュース / 2024年5月3日 11時0分
-
[関西U-16 ~Groeien~] 桃山学院が後半4発で逆転勝ち。1G1AのMF植村隆太「感謝を持って」「見てる人を笑顔にできるようなサッカーを」
ゲキサカ / 2024年4月28日 6時56分
-
育成型クラブが求める選手の基準は? 将来性ある子供達を集め、プロに育て上げる大宮アカデミーの育成方法
REAL SPORTS / 2024年4月16日 2時26分
-
市船で選手権、インハイ日本一の朝岡新監督就任。県立のふたば未来学園が福島県、JFAと連携し、トップアスリート育成と「魅力のある」チームに
ゲキサカ / 2024年4月11日 7時0分
ランキング
-
1宇野昌磨 現役引退を発表「素晴らしい競技生活を送れたことにとても感謝」 5・14に会見
スポニチアネックス / 2024年5月9日 11時6分
-
2大谷翔平抜き去る2打席連発12号 “新ライバル”がMLB単独トップに…打撃2冠に
Full-Count / 2024年5月9日 9時23分
-
3大谷翔平のおかげで電話鳴りやまず「何が起きた?」 岩手愛に感謝の地元企業「野球一筋という印象が…」
THE ANSWER / 2024年5月9日 15時49分
-
4元大関琴風の尾車親方、任期満了まで3年残し相撲協会を退職へ…「後進に道を譲る」
読売新聞 / 2024年5月8日 23時9分
-
5衝撃事実!大谷翔平MVPの可能性はほぼゼロ 元番記者3人が断言「ベッツの方が上」
東スポWEB / 2024年5月8日 11時9分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください