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ドルトCEOがオーバメヤン移籍について言及、「あまりにも多くのものが壊れてしまった」

ゲキサカ / 2018年2月8日 15時58分

今冬にドルトムントからアーセナルに移籍したFWピエール・エメリク・オーバメヤン

 ドルトムントのハンス・ヨアヒム・バツケCEOがアーセナルに移籍したFWピエール・エメリク・オーバメヤンについて語った。ドイツ紙『フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥング』が掲載した独占インタビューを、7日にクラブ公式サイトが伝えている。

 オーバメヤンは今冬、クラブ史上最高額の5600万ポンド(約86億円)でドルトムントからアーセナルに加入。また、FWオリビエ・ジルがアーセナルからチェルシーに移籍、FWミヒー・バチュアイがチェルシーからドルトムントに期限付き移籍と、三つ巴の玉突きという今冬大注目のビッグディールになった。

 バツケCEOはオーバメヤンの移籍について、「彼はシーズン終了までクラブにいると明言していたんだ。(ウスマン)デンベレが移籍してしまったことも理由のひとつだった」と口火を切る。「しかし彼の場合は、その一方で、自分はクラブから感謝されてしかるべきだという気持ちがあった」と事情を打ち明け、「なぜなら2016年に、(マッツ)フンメルス、(イルカイ)ギュンドアン、(ヘンリク)ムヒタリアンが皆クラブを去ったとき、オーバメヤンはいくつかの非常に魅力的なオファーを断り、BVBに残留を誓ってくれたからだ」と温情に報いてくれたことを明かした。

 大量放出に苦しんだ16年に移籍せず残留したオーバメヤン。その当時のこともあり、「だからほかにも理由があったとはいえ、最終的に移籍を認めたんだ」と今回の移籍についてCEOは語った。また、移籍直前のクラブの内情について「シーズンの後半戦でオーバとの関係が元に戻るとは思えなくなっていた。彼の振る舞いによって、あまりにも多くのものが壊れてしまったからね」と切迫した雰囲気になっていたことも吐露している。
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