飯島先制弾皮切りに4発!個々の良さ出す回数増やした日本高校選抜が早稲田大に快勝
ゲキサカ / 2018年2月10日 0時6分
2本目はサポートとの距離が遠く、また精度も欠いてしまってなかなか相手の中盤のラインを突破することができない。相手にボールを支配されmその攻撃を受けるような時間が続いた。圓道の抜け出しなどからゴールへ迫るシーンもあったが、全体的に押し込まれる展開。それでも相手のラストパスが入る前に嶋中や石井が身体を投げ出してストップするなど、無失点のまま試合を進める。すると30分、相手DFへのプレッシングからそのままバックパスを追いかけた荒木がGKからボールをインターセプト。荒木はすぐさま反転しながらの右足シュートを決めて2-0とした。
3本目はGK濱田太郎(初芝橋本高)、右SB嶋中、CB稲見、CB石井、左SB佐藤、中盤中央に青木と田部井、右SH荒木、左SH田中、そして町田と圓道の2トップでスタート。13分に1点を返されたが、直後に右サイドの荒木を起点とした攻撃から青木がスルーパスを通す。そして田中が進学先でもある早大から右足でゴールを奪った。
15分に田部井を菊地へ、そして20分に町田をCB生駒へスイッチ。相手のメンバーが入れ替わったこともあってか、スペースができる中で攻め続けた高校選抜は、終了間際にもPAへのスルーパスに圓道が飛び込み、最後は右SHへポジションを移していた青木が右足でダメ押し点を奪った。
田部井が「良いプレーというか、選手の特長が良く出ていると思う」と語っていたが、高校選抜はそれぞれの選手が良さを発揮しながら、チームとして求められるものを表現する回数、時間を徐々に増やしている。田部井は9日夜に選手間ミーティングを実施し、より共有する部分を増やす考え。「積み重ねるのが高校サッカー」というリーダー中心に全員で積み重ね、世界で勝つチームを作り上げていく。
高校選抜は合宿最終日の10日、「FUJI XEROX SUPER CUP 2018 NEXT GENERATION MATCH」(埼玉)でU-18Jリーグ選抜と対戦。埼スタで勝って、一日一日成長を見せてきた4日間の埼玉合宿を終える。
(取材・文 吉田太郎)●富士ゼロックススーパー杯2018特集
●2018日本高校選抜欧州遠征特設ページ
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