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[新人戦]前橋育英敗れる!75分間を10人で戦い抜いた桐生一が群馬決勝でライバル撃破!

ゲキサカ / 2018年2月11日 17時10分

 前橋育英はすぐさま反撃開始。秋山のフィードから高橋優が抜け出し、セットプレーからも決定機を作る。だが、ゴール至近距離からのシュートを交代出場のGK吉田陸人(2年)に立て続けに止められてしまうなど、1点を奪うことができない。逆に桐生一はスピードのあるFW楠大樹(2年)を投入し、田中のパスから決定機。前橋育英はGK山口瞬(2年)のファインセーブで何とか2点目の失点を逃れていたものの、苦しい試合展開となった。

 前橋育英ベンチの櫻井コーチから「(逆境を乗り越える力を)試されているぞ」という声が飛ぶ。だが、遠かった1点。前橋育英は36分に右FKからCB山原康太(2年)のヘディングシュートがクロスバーをヒットすると、アディショナルタイムにも再びクロスバーにシュートが阻まれてしまう。桐生一は後半、より守勢となったものの、GK吉田やDF陣がゴール手前で必死の守りを見せ続けて1-0で勝利。75分間を10人で戦い抜いた桐生一が前橋育英を破った。

 桐生一は今年、田野豪一監督がS級ライセンスを受講。指揮を執った中村裕幸コーチは「プリンスがけの試合で圧力を経験している。(攻められても)動じなかったですね」と語る。昨年12月のプリンスリーグ参入戦に2年生中心のメンバーで臨み、3年生中心の実践学園高や東海大相模高に勝利している桐生一はその経験が活きた。

 そして、「打倒・前育」のエネルギーも間違いなく勝因に。押し込まれても集中力を欠かさず、特に終盤、GKが反応できないシュートをDFがゴールラインまで戻ってクリアするなど守り抜いた。中野は「(前橋育英とは)選手権県内で0-1だったので、あまり差はないと思っていた。(相手は)日本一になっているので、ここで倒せばいいなというモチベーションになっていた。(今年、)群馬と言えば、桐一と言われるようなチームにしていきたい」と誓い、田中は「(プリンスリーグ含めて)全部勝っていきたい」と意気込んだ。

 今年、桐生一は昇格したプリンスリーグ関東でも前橋育英と同じステージで戦うことができる。10人でもパスワークの巧さなどを見せていたチームはより厳しい環境の中で大きな成長を遂げるか。まずは自信に繋がる1勝。群馬県勢初の選手権日本一を果たした宿敵の前に、今年は桐生一が何度も立ちはだかる。

(取材・文 吉田太郎)

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