[新人戦]結果残し、快勝に貢献も…西武台の注目MF大塚は感覚高め、より存在感放つ選手に:埼玉
ゲキサカ / 2018年2月12日 18時40分
[2.12 埼玉県新人大会準々決勝 西武台高 4-0 浦和西高 西武台第2G]
求めていた結果を一つ残した。西武台高の大型MF大塚悠平(2年)は前半、狭い局面をパスで打開し、スルーパスを通すなど浦和西高の応援席をも沸かせるプレー。そして1-0の前半33分には得意のミドルパスをDFラインの背後へ落とし、FW関口崇太(2年)の抜け出しを引き出す。そしてパスを出した直後のスプリントでペナルティーアークまで走りきると、関口からの折り返しを右足ダイレクトでゴールへ突き刺した。
「関口くんが抜けてくれてそこへ良いパスが出せた。自分のイメージ通りにえぐってくれて、7番の深代(陸)くんがニアに行ってくれたので、あとはコースへインサイドで決めただけです」
2日前の初戦は納得の行くプレーができずにチームに迷惑をかけたと感じていた。それだけに、「今回の試合はしっかり点決めて勝つことは意識していた」と大塚。その通りのゲームができたことを少し喜んでいたが、本来の力を十分に発揮できたとは言い難い。
正確な1タッチパスやスペースへの配球も見せていた一方、パスがDFに引っかかったり、ロストすることもしばしば。守備面でよく走っていたが、ボールを奪いきれないようなシーンも幾度かあった。Jクラブのスカウトも来場している中で十分なインパクトを残せず。本人は修正してより自分の特長を出すことを誓っていた。
「トラップとか上手く行かなかったので、細かいところを修正して次の試合では自分の特長を活かしてプレーできたら良い。ちょっとのズレがないように修正していきたい。自分の足りないところはたくさんあるんで、しっかりとチームのために練習して上手くなりたい」
昨年左足くるぶしを手術し、長期離脱している影響でキックの感覚などはまだまだだという。遠くのスペースを見ること、そこへパスを通すことのできる稀有な才能は日々自分の感覚を高めて、どんな試合でも見ている人たちの目に留まるような選手になる。
(取材・文 吉田太郎)
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