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3年ぶりACLの柏、過去“5勝1分”の全北現代に逆転負け…前半2点リードも38歳アタッカーに屈する

ゲキサカ / 2018年2月13日 21時20分

 ところが柏も後半7分、伊東のボール奪取からクリスティアーノが中央突破でカウンターをしかけると、4対2の数的優位をつくり出す。しかし、PA内右寄りに抜け出した伊東にボールが渡り、猛スピードからシュートを放ったが、相手DFにスライディングで阻まれた。

 すると後半10分、全北現代が38歳のエースが輝きを放つ。MFイ・ジェソンが低い弾道の右CKを送ると、ニアサイドで途中出場のイ・ドングッが強烈なヘッド。豪快にゴールネットを揺らしてACL通算33ゴール目を記録し、ホームチームが1点を返した。

 その後も圧倒的に全北現代のペース。197cmのキム・シンウクにボールを集めて攻撃を開始すると、柏のプレッシングを着実にかわしていく。攻め込まれる場面が多くなった柏の下平隆宏監督は後半16分、江坂に代えてMF小泉慶を投入。小泉がボランチに入り、キム・ボギョンが一列前にポジションを上げた。

 後半20分、GKのスローイングを奪った伊東がゴール前に攻め込み、クリスティアーノを経由してキム・ボギョンへ。不在のGKの裏を突いてシュートを放ったが、カバーに入ったDFに頭でクリアされ、ゴールを割ることはできず。こぼれ球を拾ったR・ロペスのシュートも右へと外れた。

 なおも攻勢を強める全北現代は後半30分、ゴール前約30mからのFKが壁に当たってゴール前に流れると、中村と競り合ったキム・シンウクが浮き球をパス。右ゴールポスト付近で待っていた金珍珠がジャンピングボレーで叩き込み、試合は振り出しに戻った。

 追い付かれた柏は後半32分、クロスのこぼれ球を小泉が強烈なミドルで狙い、GKがわずかに触って逃げる。同33分には、DFホン・ジョンホのファウルでFKを獲得すると、クリスティアーノの強烈なシュートがGKを襲った。さらに同35分、小池に代わってDFパク・ジョンスを投入。亀川が右SB、DF中山雄太が左SBに移った。

 全北現代は後半39分、自陣からのロングボールに反応したイ・ドングッがPA内で合わせるも、ボールはわずかに右へ外れる。ところが同40分、イ・ドングッはPA内左寄りでボールをキープすると、大きく空いたゴール右隅に向けて右足一閃。華麗に巻いたシュートでネットを揺らし、試合をひっくり返した。

 柏は後半43分、大谷に代わってMF瀬川祐輔を入れて、ピッチ内に攻撃のメッセージを送る。44分、PA内に走り込んだ伊東が倒されるもファウルを告げるホイッスルは鳴らず。アディショナルタイムは3分。最後まで前に出ようとしたが、ネットを揺らすことはできず、過去6戦負けなしの全北現代に初めての敗戦を喫した。
●ACL2018特設ページ

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