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終盤に執念の連続シュートブロック。身体張って戦ったU-16日本代表候補がFW中野桂太2発で市船に逆転勝ち

ゲキサカ / 2018年2月23日 20時18分

 市立船橋も後半開始から投入された左MF畑大雅がドリブルでDFを振り切ってラストパスへ持ち込むなど決定機を作るが、U-16代表候補はGKジョーンズがファインセーブを見せるなど勝ち越し点を許さない。

 そして23分、U-16代表候補は山内からのパスを受けた中野桂が左足ミドルを叩き込んで逆転。市立船橋はシュートまでは持ち込むものの、その精度を欠き、CB岩崎真波(横浜FMジュニアユース)や長田を中心にゴールを守ることへの執着心を見せたU-16日本代表が1点差で勝利した。

 U-16代表候補は今年9月にAFC U-16選手権(19年U-17W杯アジア最終予選)を戦う。今回の合宿では、昨年のU-17W杯でU-17日本代表がU-17イングランド代表と激闘の末に敗れた試合の映像も見た。中野桂は「(自分たちが必要なのは)動きながらのプレー、そこの質。ワールドカップの日本対イングランドの映像などをミーティングで見て、イングランドの選手は動きながらのプレーも、止める・蹴るの質も高いと感じました」という。

 世界トップレベルを相手に戦うこと、勝つことを意識しながら成長を目指すU-16代表候補。この市立船橋戦は決して内容の良い試合ではなかったものの、フィジカル面で勝る2学年上の選手相手に食らいつき、勝ち切る逞しさを見せた。 

(取材・文 吉田太郎)

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