189cmの19歳が右SBで開幕デビュー、東京五輪世代の清水DF立田「ポジションは渡さない」
ゲキサカ / 2018年2月25日 18時41分
[2.25 J1第1節 清水0-0鹿島 アイスタ]
本職ではないポジションでJリーグデビューを飾った。清水エスパルスのU-21日本代表DF立田悠悟は4バックの右サイドバックで開幕スタメン入り。本来はセンターバックだが、サイドバックに故障者が続出したチーム事情によりチャンスがめぐってきた。
「不慣れなポジションではあるけど、このチャンスをつかんでポジションは渡さない気持ちも持っている」。清水ユースからトップチームに昇格した昨季はルヴァン杯3試合に出場したが、リーグ戦は2試合にベンチ入りしただけ。プロ2年目の開幕戦で念願のリーグデビューを果たした。
「初めてのJ1の試合で鹿島と対戦して、(失点)ゼロに抑えることができた。満足いく結果ではないけど、守備の部分には手応えもつかんだ」。ピッチ上で最長身の189cm。競り合いはもちろん、1対1の守備でも粘り強く対応した。「どのチームも不慣れなところを狙ってくるのは当然」と、鹿島が清水の右サイドから攻めてくるのは覚悟の上。「でも、ヘディングも地上戦もそれなりにやれていたかなと思う」と一歩も引かなかった。
東京五輪を目指すU-21日本代表の一員として参加した1月のAFC U-23選手権では3バックの中央で3試合に先発した。ウズベキスタンとの準々決勝では0-4の完敗を喫したが、「寄せの速さや球際の強さは勉強になったし、練習から高いモチベーションでやれている。いい経験になった」と、貴重な国際経験をクラブでも生かしている。
「周りからは不慣れなポジションと言われるけど、チャンスと捉えて前向きにやらないといけない」。ポジションはどこであっても、19歳の立田にとって公式戦でプレーすること以上の経験はない。「今日のパフォーマンスは満足いくものではない。サイドバックとして上下動やクロスは自分の課題。クロスからの得点であったり、オーバーラップからのチャンスメイクを意識していきたい」と、右サイドバックとして自分自身に高い要求を課した。
(取材・文 西山紘平)
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