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「勝ったことは財産」10人先発変更なでしこが菅澤&宇津木弾でアイスランドに競り勝つ

ゲキサカ / 2018年3月19日 19時9分

10人スタメンを変更したなでしこがアイスランドに競り勝った

[3.2 アルガルベ杯 日本女子2-1アイスランド女子]

 日本女子代表(なでしこジャパン)のアルガルベ杯第2戦が2日に行われ、アイスランド女子代表に2-1で勝利した。1勝1敗としたなでしこの第3戦は5日に行われ、デンマーク女子代表と対戦する。

 2月28日の初戦では17年欧州王者のオランダを相手に2-6で惨敗。6失点は2006年以来の屈辱だった。世界一奪還を狙うなでしこに厳しい現実が突きつけられた形だ。

 中1日で迎えた第2戦は、MF隅田凜以外の先発10選手を変更。キャプテンマークを巻くDF熊谷紗希やDF宇津木瑠美を中心に守備の立て直しを図り、攻撃面でもエースに成長したFW横山久美がスタメン出場した。

 オランダ戦と違い、序盤からボールを支配してゲームを進めた。前半15分には右サイドを突破したDF清水梨紗のクロスにFW菅澤優衣香が反応。なでしこが先制に成功した。

 ただゴール前までは持ち込むものの、追加点が奪えない。すると後半29分、CKから作られた混戦をDFグローディス・ペルラに押し込まれる。一瞬緩んだ時間帯。なでしこは我慢しきれなかった。

 しかしこの日のなでしこは意地を見せる。後半40分、CKからチャンスを作ると、MF中島依美が入れ直しのクロスを入れる。DF宇津木瑠美が頭で合わせると、GKに止められかけたが、ボールはゴールラインを越える。なでしこの執念が、勝ち越しゴールに繋がった。

 高倉麻子監督は「前半はわりといいリズムで進んでいたが、芝が悪く、ボールが走らなかった。後半もなかなかスイッチが入らず、失点してしまい、苦しい流れになったが、みんな諦めずにやってくれた。最後に何とか勝ち切ることが出来たのは良かった。上手く行くこと行かないことがあると思うが、勝ったことは財産。いいゲームができるように次のゲームを頑張りたい」と振り返った。
●アルガルベ杯2018特集ページ
●女子アジア杯2018特設ページ

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