「打った瞬間、入ったと…」G大阪の17歳中村敬斗、ポスト直撃で初ゴールはお預け
ゲキサカ / 2018年3月4日 0時49分
[3.3 J1第2節 鹿島1-0G大阪 カシマ]
決まっていれば、試合はどうなっていたか分からなかった。ガンバ大阪はスコアレスで折り返した後半開始からMF矢島慎也に代えて17歳のFW中村敬斗を投入。トップ下で先発していたMF遠藤保仁がボランチに下がり、中村はトップ下の位置でFW長沢駿と縦関係の2トップを組んだ。
「前半はシュートや前に行く姿勢が少なかったと聞いて、自分は積極的に仕掛けてシュートを打っていこうと思っていた」。最大の見せ場は後半21分に訪れた。遠藤から縦パスを受けると、素早く前を向いて長沢に預け、ゴール前に走り込む。長沢のヒールパスが鮮やかなワンツーとなり、PA内左に切れ込んだ中村が右足を振り抜いた。
「ニアもファーもどっちも空いていたけど、ファーにはDFもいて、もしかしたら当たるかもしれないと思った。ニアでも決められる自信はあったし、ちょっとの差だった。正直、打った瞬間、入ったと思った」
ニアを狙ったシュートは惜しくも左ポストを直撃。決定機を生かせず、デビュー2戦目での初ゴールを逃すと、チームは後半33分に失点した。直後の同34分から長沢に代わってMF井出遥也がピッチに入り、中村は1トップにポジションを移す。しかし、「1トップになってから攻撃の糸口をつかめなくなった。1トップ自体、あまりやったことがない。もうちょっと背負ってキープできればよかった」と、最前線にポジションを上げてからはなかなかチャンスに絡めなかった。
結局、チームは0-1の零封負けで開幕2連敗。「ポストに当たったシュートもあったし、チームが負けて責任を感じる」と唇を噛んだ中村だが、「やれないことはないと感じている」と個人として手応えは深めている。三菱養和SCユースから“飛び級入団”した中村は4月から高校3年生になる17歳。2月24日に行われた名古屋との開幕戦で後半24分から途中出場し、Jデビューを飾ると、この日も後半開始からピッチに立ち、2試合連続で途中出場した。
DF昌子源、DF植田直通という日本代表センターバックを相手に奮闘し、「絶望的に劣っている部分はなかったと思う」と力説。「惜しいシーンは悔いが残るけど、ポジティブに捉えて、次は決めたい」。徐々にゴールに近づく17歳。王者に挑む次節10日の川崎F戦(等々力)で初ゴールを狙う。
(取材・文 西山紘平)
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