トップ下で先発の家長「意思統一しながら攻撃できた」と手応えも悔しいドロー
ゲキサカ / 2018年3月8日 2時56分
[3.7 ACLグループリーグ第3節 川崎F2-2メルボルン・V 等々力]
結果がついてこなかった。川崎フロンターレMF家長昭博は今季初のトップ下で先発。「僕自身はポジションによってやることも変わるし、誰と出るかによっても動きが変わる」。技術の高さを光らせ、流動的にポジションを変えながら攻撃を機能させた。
大会2連敗と崖っぷちに追い込まれ、今季ACL初勝利が欲しかった一戦。息のあった連携で攻撃を畳み掛け、何度も完璧な崩しを見せた。「Jリーグの試合もよくなってきていたし、今日もみんなで意思統一しながら攻撃できた。どんどん良くなってきている」。前半28分にはMF大島僚太の縦パスを家長がつないだ流れから、DFエウシーニョの先制点が生まれた。
オウンゴールで1-1に追いつかれたが、後半10分にはDF登里享平のゴールで勝ち越しに成功。しかし、このまま試合終了かと思われた後半アディショナルタイムに悲劇が待っていた。DF奈良竜樹が痛恨のPK献上。土壇場で2-2に追いつかれ、「あの(PK献上)前にもうちょっとどうにかできたんじゃないか」と自身の対応を反省した。
「流れの中から崩された部分はあまりない」。ミスから攻め込まれる場面もあったが、いずれもセットプレーからの失点。高いボールポゼッションで攻め込み、メルボルン・Vより10本多い14本のシュートを浴びせた。攻撃には手応えがあった分、最後の最後に白星を取りこぼし、「悔しいですね」と落胆は大きかった。
(取材・文 佐藤亜希子)
●ACL2018特設ページ
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