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悲しみのフィオレンティーナが勝利…開始13分に試合中断、急逝した“背番号13”アストーリを悼む

ゲキサカ / 2018年3月11日 22時30分

急逝したDFダビデ・アストーリを悼んだ

[3.11 セリエA第28節 フィオレンティーナ1-0ベネベント]

 セリエAは11日、第28節を行った。フィオレンティーナはホームでベネベントと対戦し、1ー0で勝利。4日に急逝したフィオレンティーナ主将のDFダビデ・アストーリを悼み、試合前には黙とうが行われた。また、アストーリが着用していた背番号13に合わせ、開始13分に試合を一時中断。大きな拍手とともにスタンドには「DAVIDE 13」の巨大なコレオグラフィが飾られた。

 アストーリの訃報を受け、4日のセリエA第27節の7試合が延期されていたが、今節は通常通りの開催となった。フィオレンティーナは前半25分に先制。右CKをDFビトール・ウーゴが打点の高いヘディングで合わせ、ゴールに叩き込んだ。ウーゴは得点後にベンチ付近まで走り、掲げられたアストーリのプリントTシャツに敬礼。チームをともに支えた戦友へ餞別を贈った。

 後半13分には主将の名とともに再び拍手が鳴り響く。試合開始前には悲しみに暮れていたサポーターも少しずつ活気を取り戻し、叩きつける雨の中でチャントを歌い、スタジアムを盛り上げた。試合はそのまま1-0でフィオレンティーナが勝利。主将を欠いたチームにとって、新たなスタートを切るための価値ある白星となった。
●セリエA2017-18特集

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