[MOM2442]岡山学芸館MF永田一真(2年)_得意の“重馬場”で流れ変え、2ゴール!
ゲキサカ / 2018年3月16日 21時17分
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[3.16 中国高校新人大会1回戦 米子北高 3-4 岡山学芸館高 東広島運動公園陸上競技場]
“重馬場得意”の万能型が逆転劇の主役になった。岡山学芸館高は先制点を失った試合序盤に、4-3-3から4-4-2へシステムチェンジ。インサイドハーフを務めていたMF永田一真主将(2年)を2トップの一角へ移すと、「濡れたピッチとか得意」という永田が強みを発揮してスペースへの抜け出し、泥臭いボールキープで試合の流れを変えていく。
そして0-1の前半30分、左FKのこぼれ球を右足でゴールに蹴り込むと、32分には「GKが(片側に)寄って打ってこないと思われていたと思う。打ったら何か起こるかなと思って打ちました」と意表を突くミドルシュート。これがゴール左隅に決まり、勝ち越しゴールとなった。
高原良明監督が「攻守でハードワークできる」という存在は普段、中盤でボール奪取力などを発揮。前線に起用されると、その馬力ある動きによって怖さが増す。特にこの日、水溜りでボールが止まるようなコンディションの中ではその特長が活きた。FW、中盤、そして国体選抜ではSBも経験しているという万能型。今年、キャプテンと10番を担うMFは自分の特性を活かしてこれからもチームを引っ張っていく意気込みだ。
この日は米子北高の注目ボランチ、MF佐野海舟主将(2年)と対戦。「プリンスリーグで対戦することができないので相当燃えていた」という永田だが、相手の上手さを実感し、後半流れの悪い時間帯に仕事ができなかったことを反省していた。米子北はプレミアリーグ、岡山学芸館はとプリンスリーグと戦うステージは違うが、意識する相手に負けないように成長して次の対戦ではより自分の良さを出して勝つ。
(取材・文 吉田太郎)
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