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レアルのカンテラ出身・町田FWドリアン・バブンスキーが劇的弾! 町田は山形に逆転許すも土壇場で追いつく

ゲキサカ / 2018年3月17日 16時12分

粘り強く勝ち点1を獲得した町田

[3.17 J2第4節 山形2-2町田 NDスタ]

 NDソフトスタジアム山形で行われたモンテディオ山形とFC町田ゼルビアの一戦は2-2の引き分けに終わった。一度逆転した山形だったが、後半44分に町田のFWドリアン・バブンスキーに同点ゴールを献上し、連勝とはならず。町田は2戦連続ドローを含む開幕4試合負けなし(2勝2分)となった。

 ホーム開幕戦となる山形は前節の熊本戦(2-1)から先発5人を変更し、MF松本怜大、MF松岡亮輔、FW瀬沼優司、FW阪野豊史、FWアルヴァロ・ロドリゲスをスタートから起用。前節に2ゴールを挙げたMF小林成豪はベンチ外となった。

 対する町田は前節の甲府戦(0-0)からスタメン2人を変更。DF大谷尚輝が今季初、同会場の昨季J2第21節・山形戦(3-1)で得点をマークしたFW戸高弘貴が開幕戦以来3試合ぶりに先発出場した。

 ボールをつないでサイドに起点を作る山形に対し、町田は奪ってからの速いカウンターで応戦。山形は前半6分に大卒ルーキーDF熊本雄太がクロスバー直撃のロングシュートでゴールを脅かすも、先制したのは町田だった。

 前半9分、高い位置でMF中村祐也がDF茂木力也の中途半端なクリアボールを回収し、PA内右へ流れた元山形FW中島裕希にパス。最後は中島の折り返しにPA内中央の戸高が滑り込み、左足でゴール右へ流し込んだ。戸高にとっては今季リーグ戦初得点。中村のボール奪取から2本のパスで完結させた鮮やかなカウンターだった。

 山形は失点後もピッチをワイドに使って攻勢を掛ける。ラストパスやフィニッシュの精度を欠き、前半は1点ビハインドで折り返したが、ハーフタイムが明けてすぐに試合を振り出しに戻した。

 後半7分、右サイドの瀬沼が早いタイミングでクロスを送ると、中央の阪野が頭でそらし、フリーで受けたA・ロドリゲスがPA内左に進入。ややコントロールが乱れてGK高原寿康に距離を詰められたが、左足で力強いシュートを叩き込み、移籍後初スタメンに応える来日初得点を挙げた。

 その後も町田を攻め立て、後半37分にはMF中村駿の右CKから松岡が強烈なヘディングシュート。GK高原に触られてクロスバーに当たるが、直後のチャンスをものにした。

 後半38分、再び右CKからキッカーの中村が右足でクロスを送ると、ゴール前で混戦となり、こぼれ球に反応した阪野が倒れながら右足で押し込む。昨季チームトップの13得点を挙げた阪野の今季初ゴールで逆転に成功した。

 しかし、開幕3試合無敗(2勝1分)の町田も粘りを見せた。後半44分に右サイド深くでFKを獲得し、キッカーを務めたMF森村昂太が左足でクロスを送ると、ファーで合わせたのは途中出場のドリアン・バブンスキー。レアル・マドリーのカンテラ出身で横浜FMに所属するMFダビド・バブンスキーの実弟でもあるドリアンはパワフルなヘディングでネットを揺らし、土壇場での勝ち点1獲得に貢献した。
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