なぜ、GKコーチが一番喜んだ!? 新潟MF小川が今季初ゴール!!
ゲキサカ / 2018年3月17日 19時48分
[3.17 J2第4節 横浜FC0-3新潟 ニッパツ]
前半の決定機を逸していた。しかし、再び巡ってきた好機は逃さなかった。アルビレックス新潟MF小川佳純は、今季自身初ゴールとなるダメ押しゴールを奪い、チームの3-0の快勝に貢献した。
前半34分にFW河田篤秀の得点で先制に成功すると、同40分に小川に決定機が訪れる。右サイドでDF安田理大のヒールパスを受けた河田が鋭いクロスを送ると、ゴール前でフリーになった小川が反応。しかし、「ボールが途中で失速してミートさせることができなかった」と力なく飛んだボールはGK山本海人の手中に収まり、追加点の絶好の機会を逃してしまった。
だが、前半43分にFW矢野貴章が追加点を奪い、リードを広げて迎えた後半29分に、きっちりと“リベンジ”を果たす。MF磯村亮太がボールカットしたこぼれ球を拾った河田がドリブルで運ぶと、左サイドから前線へと駆け上がってパスを呼び込む。「カワ(河田)からすごく良いボールが来て、自分は流し込むだけだった」と右足のシュートでネットを揺らし、ダメ押しとなるゴールを記録する。
この得点をベンチで一番喜んだのが、ジェルソンGKコーチだったという。「ジェルソンは、練習でGKを相手にたくさんのシュートを放ち、いっぱいゴールを決めているから、『こういう状況のときは、このコースに打てばいい』と教えてくれる」。そして、ハーフタイム中にも「相手GKの特長を伝えてくれて、『上を狙ったら入る』」と言われていたようで、「その教えとおりに蹴ったら入った」。教えを守った小川にゴールが生まれ、ジェルソンGKコーチの喜びもひとしおだったようだ。
昨季途中、鳥栖からの期限付き移籍で新潟に加入したが、チームはJ2に降格。07年にプロになって以降、J2でプレーすることはなかったが、「去年、新潟がJ2に降格した瞬間にチームの一員だったし、その責任を感じていた。だから、J2で新潟のために戦うことに抵抗はまったくなかった」と完全移籍での加入を決断。目指すは当然、「1年でのJ1復帰。それだけ」だ。「試合に出ても出れなくても自分にできることはある。チームがJ1に復帰できるように、チームのことだけを考えたい」と唯一ともいえる大きな目標に向かって突き進む。
(取材・文 折戸岳彦)★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2018シーズンJリーグ特集ページ
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
勝てばJ1昇格の首位・横浜FCが2連敗…リーグ最少失点の堅守崩壊となる4失点、岡山が昇格POに望みつなぐ
ゲキサカ / 2024年10月27日 20時19分
-
長崎がJ1自動昇格圏2チームにプレッシャーをかける4発快勝! 敗れた鹿児島はJ3自動降格圏が確定
ゲキサカ / 2024年10月27日 15時8分
-
2位清水が今季無敗のホームで逆転負け&今節のJ1昇格お預け…山形が後藤優介の“恩返し弾”で6連勝!
ゲキサカ / 2024年10月20日 16時51分
-
湘南が残留争いに弾みつける2連勝! 鈴木雄斗と鈴木章斗で2ゴール! 東京Vは2か月ぶりの黒星
ゲキサカ / 2024年10月6日 17時58分
-
後半ATにキャプテン宇佐美貴史が劇的2ゴール!! G大阪が札幌に逆転勝ちで10戦ぶり白星
ゲキサカ / 2024年10月5日 19時42分
ランキング
-
1大谷「左肩亜脱臼」楽観は禁物…《レギュラーシーズンなら欠場必至のはず》と専門家が警鐘!
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年10月29日 11時32分
-
2J助っ人の“70m独走弾”「漫画やん」 衝撃の“環境破壊”が話題「なんでJ2にいるんだ」
FOOTBALL ZONE / 2024年10月29日 7時30分
-
3ド軍が4年ぶりWS制覇へ王手 大谷翔平は2戦無安打も1得点2出塁…左肩負傷から強行出場
Full-Count / 2024年10月29日 12時43分
-
4球界の重鎮・権藤博氏はむしろ「日本の投手は投げなさ過ぎ」…沢村賞また「該当者なし」で選考基準見直し案も
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年10月28日 20時22分
-
5井上中日「矢野燿大ヘッド」招聘プラン立ち消えに…“元阪神監督”の看板などが足かせ
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年10月29日 11時32分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください