低迷マインツの現状を嘆く武藤「みんな怖がってプレーをしている」
ゲキサカ / 2018年3月19日 9時47分
FW武藤嘉紀の所属するマインツは17日、ブンデスリーガ第27節でフランクフルトと対戦し、0-3で敗れた。
アウェーでの一戦に臨んだマインツは、前半6分にCKからのクリアミスで先制点を許すと、前半だけで3失点。13本のシュートを放ったが、枠内に1本しか飛ばすことができず、昇降格プレーオフ圏内の16位から抜け出すことはできなかった。後半10分から途中出場した武藤は、「もう笑うしかないですね。こういう状況ですし、それなのに戦えないって…。どうすればいいのかわからない、という気持ちです」と前半の3失点に肩を落とした。
マインツは前節、2位につけるシャルケに善戦したが、0-1で敗戦。シーズン終盤で痛い2連敗となった。「シャルケ戦に関しては勝たないといけなかった。それにも関わらず、ああいう結果になるとどんどん抜け出せなくなってしまう。こういう好調なチーム(フランクフルト)とやればわかるように、実力差だったり、相手は生き生きやっているけど、こっちはどこか不安を持って、みんな怖がってプレーをしている。そうなったら得点も入る気がしないし、相手もそこを突いてくるんじゃないかなと思います」とチームの現状を嘆いた。
さらに武藤は続ける。「今日もフランクフルトは無理をせず、いいテンポで回してうまく前に運んでいた。だけど、マインツは慌てて蹴って取られてカウンター…。そんなサッカーの違いが顕著に見えた試合でした」と完敗を認めるしかなかった。
また自身のプレーについては、「監督から裏に抜けろと言われましたが、下がってタメを作ろうと思いました。一人で孤立しちゃうので。ブンデスリーガの各国を代表するCBをぶっちぎるスピードはないし、体格差もあって、裏に抜けるその1つだけだとダメ。いつも前にはってろと監督から言われますが、そうするとボールに触る回数も少ないし、チャンスはクロスから一発を決めるぐらいしかない。ああやってたまに下りてきて、テンポを作った方がいいかなと今日改めて感じました」と、チームは敗れたものの、今後に向けて収穫があったようだ。
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