相馬監督「スイッチを入れられる」…2位浮上町田の“戦術兵器”FW戸高弘貴

ゲキサカ / 2018年3月22日 7時10分

2点目をアシストした町田FW戸高弘貴

[3.21 J2第5節 町田2-1松本 町田]

 自らの武器を生かし、戦術的な期待に応えた。この日のFC町田ゼルビアは前節の山形戦(△2-2)で得点したFW戸高弘貴を2トップの一角で起用。相馬直樹監督は「攻撃のスイッチを入れられる選手」と評していたが、まさに正確なボールタッチと推進力で攻撃を活性化させていた。

 日中の雪解け水がピッチ内に溜まり、試合中も雨が降り続いていた影響で、この日の町田市立陸上競技場のコンディションはあまり良いものとは言えなかった。しかし、そんな悪条件にあっても背番号32のテクニックは際立っていた。

 序盤から味方の縦パスを正確に受け止めると、相手DFをかわして素早くターン。前を向けば鋭い初速でボールを運び、時にはファウルをもらって前線に起点をつくった。「あまり得意じゃなかったけど、間で受けてキープしてというのが何回かできた」(戸高)。

 さらに終盤には、得意の突破から貴重な追加点を導いた。後半36分、左サイドでボールを受けると、迷わずPA内へドリブル突破。「シュートまで行こうと思っていたけど、1人目をかわしたところでこけちゃったので……」。それでもこぼれたボールがMF平戸太貴の足元へ転がり、チームの2点目が生まれた。

 2014年に立命館大から加入し、町田での在籍年数は5年目を数えるが、決して順調なキャリアではなかった。初年度からJ3リーグで27試合5得点を記録したものの、同年冬に左膝軟骨を手術。15年夏にも再手術を受けたため、15~16年の出場機会はゼロに終わった。ようやく復帰を遂げた昨季は26試合6得点の好成績を残し、J2の舞台でも戦える姿を見せているところだ。

「まだまだ足りないと思っているけど、昔に比べたら力を出せている。痛みのある動作は残っているので、できる範囲でやれることを増やしていって、探り探りでもいいからプレーの幅を広げていきたい」。苦しい時期を乗り越えた161cmの小さなアタッカーが、2位浮上のチームをしっかりと支えている。

(取材・文 竹内達也)
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