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日本高校選抜が欧州遠征出発前日に順大と練習試合。逆転負けも積み上げ実感する内容に

ゲキサカ / 2018年3月26日 12時48分

 1本目は0-0で終わったものの、薄井、後藤田、佐藤拓、田中、町野に代えてGK湯沢拓也(前橋育英高→立正大)、CB蓑田広大(青森山田高→法政大)、MF青木真生都(東福岡高→関西大)、FW 佐藤颯汰(日章学園高→北九州)、荒木駿太(長崎総科大附高→駒澤大)を投入した2本目15分に先制点を奪う。連続攻撃から左SBの角田がアーリークロス。これをファーサイドで受けた佐藤颯が右足でゴールを破った。

 その後も球際の攻防で上回り、縦への素早い攻撃から飯島や菊地がビッグチャンスを迎えた日本高校選抜だが、シュートの精度を欠くなど2点目を奪うことができない。そしてFW白井海斗(清水桜が丘高)やMF長倉幹樹(浦和ユース)ら新1年生9名で2本目を戦った順大が同点に追いつく。28分、白井が左足シュートをねじ込んで1-1。高校選抜は再三のチャンスを逃した“ツケを払う”展開となった。

 稲見哲行(矢板中央高→明治大)をCBに入れ、町野ら4人をピッチに戻した3本目、高校選抜は田中の右足FKがクロスバーを叩き、カウンターから荒木、町野と繋いだボールで佐藤颯がGKとの1対1を迎える。そして17分には佐藤颯の右クロスから田中が放ったヘッドがポストを直撃。3本目もチャンスの数がスコアに繋がらない高校選抜は、逆に順大のFW梶原亮(新4年=広島皆実高)、FW大谷京平(新2年=柏U-18)に決められて1-3で敗戦。集中力が切れた終盤の連続失点によって、国内最終戦は黒星に終わった。

 選手、コーチ陣は課題を挙げる一方で、手応えも口にする。平野直樹監督(履正社高)は「積み上がってきている。チャンスは作れているけれど、点を獲るべきところでキチッと獲らないといけない」と語り、田部井は「デュッセルドルフの優勝のところを目標にすると、最後の失点はいらないところ。まだまだですけれども、ヤング(サッカーフェスティバル、対静岡ユース)やNEXT(GENERATION MATCH、対U-18Jリーグ選抜)の時よりは(大学生を相手に)良い内容でやれるところはあったので、最後の決定力のところと最後の集中力のところを課題にしていきたい」。

 1月の候補合宿から競争を経て、チームとして積み上げてきたものが形になりつつあることは確か。敗れたものの、チームが狙いとする切り替えの速い守備やアーリークロスからシュートへ持ち込む部分は大学生相手に表現されていた。この日はまだ結果として出なかった点を獲る、ゴールを守ることを渡欧後のトレーニグや練習試合で突き詰めて、デュッセルドルフ国際ユース大会初戦・スタンダール・リエージュ戦(29日)を迎える。

(取材・文 吉田太郎)●2018日本高校選抜欧州遠征特設ページ

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