得点なし、アシストなしでは…宇佐美「アピールできたとはまったく思わない」
ゲキサカ / 2018年3月24日 3時7分
[3.23 国際親善試合 日本1-1マリ リエージュ]
前半生まれたチャンスのほとんどは、左サイドから創出されたものだった。そして、その急先鋒となっていたのが、左ウイングのFW宇佐美貴史だった。
ワイドに開いてボールを受けると、切れ味鋭いドリブルで中央に持ち込むだけでなく、同サイドのMF大島僚太やDF長友佑都との連係で守備網を突破してチャンスメイク。さらに中央に絞ってもパスを呼び込み攻撃の潤滑油となり、前半11分と同41分にはシュートを放つなど自らもゴールを脅かした。だが、「前半はもう少しの部分まで持っていけたと思うけど、結果的にゴールにつながっていない」と結果が生まれなかったことに声を落とした。
確かにノーゴールに終わった前半だったが、チャンスは生み出していた。しかし、「より背後の意識が強くなった」という後半はなかなかフィニッシュまで持ち込むことができず。自身は後半15分に、FW中島翔哉と代わってピッチを後にすることに。
「ロングボールのセカンドを拾ってチャンスになるなら良いけど、ピンポイントで足元に合って、そのままゴールにするのは難しい」。背後へのロングボール一辺倒では攻撃の幅も狭まるため、「背後ももちろん重要だけど個人的な欲を言えば」と前置きしつつ、「もう少し足元で動かしながら、余裕があれば背後というくらいでも良かったかなと思う」と臨機応変に戦う必要があったと続けた。
昨年6月以来となる代表復帰。所属クラブでは4試合連続ゴールと絶好調を維持して、チームに合流して先発出場を果たしたが、「結果を出せていないし、得点を取らせるシーンもなかった。個人的にアピールできたとはまったく思っていない」と厳しい表情を見せた。
(取材・文 折戸岳彦)
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