その重圧は誰も推し量れず…代表指揮官「メッシの頭にはW杯というリボルバーが突きつけられている」

FWリオネル・メッシは天才がゆえの悩みを抱える

　アルゼンチン代表のホルヘ・サンパオリ監督は4月に発売される自身の本の中で、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシについて「W杯というリボルバーを頭に突きつけられている」と語っていることがわかった。25日、スペイン『マルカ』が伝えている。

　バルセロナでは栄光の道を歩んできたメッシ。しかし、バロンドールを5回受賞した稀代の天才はいまだに代表で結果を残せず、“W杯優勝”という最後の看板は3度のW杯出場でも掲げることはできなかった。しかし、サンパオリ監督は「現時点では、歴史上最高の選手を指揮していると感じているよ。もう10年間も頂点に立ち続けている選手さ」とメッシを褒め称える。

　そのうえで指揮官は「代表のネガティブな部分がメッシを傷つけている」と背番号10を背負う主将を憂慮し、「彼の頭にはW杯というリボルバーが突きつけられいて、もしも優勝しなかったらその引き金は引かれ、殺されるだろう。彼は自分の才能を楽しめていないんだ」と天才ゆえの苦悩を代弁した。
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