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日本vsウクライナ 試合前日のハリルホジッチ監督会見要旨

ゲキサカ / 2018年3月27日 2時20分

 戦術も技術もフィジカルの面でも前回の対戦相手より質の高い相手に対し、よりレベルの高い試合を見せたいと思う。大きなチャレンジであり、W杯出場が懸かっているぐらいの気持ちで臨みたい。このような試合で自信をつけたい。2か月後のほうがパフォーマンスは上がっていると思う。守備でも攻撃でも修正点があるからだ。メンタルの部分でも文句の付けようのない姿を見せないといけない。ブラジルも見た。ロシアにアウェーで3-0で勝ったが、点差がもっと開いていてもおかしくなかった。そのようなブラジルを見たが、あの試合のロシアより日本はブラジルにとって嫌なゲームをしないといけないと思った。選手たちには劣等感などのコンプレックスを持たないで、勝つことが不可能な試合はないという気持ちで挑んでもらいたい。そのような方向に向けての準備も必要だと思う。ベストメンバーで挑みたいが、その中で戦術的、フィジカル的な準備をして、トップコンディションまで上げていきたい。それができれば、結果を求めることができると思う。

 コロンビアも見た。まだ差があると思う。それをしっかり認識しながら自分たちが動かないといけない。全員が団結して、すべての面で一体となっていかないといけない。このような状況を私は見てきている。全員が目を覚まして、意識していかないといけない。その中での唯一の責任者は私だ。私が求めていることはハッキリしている。そこで成功できるかどうかはまだ分からない。コロンビアに勝ちたい気持ちがあったとしても、今日の時点で対戦すれば勝つのは幻想に近い。2か月後、どうなっているかは分からない。私はここでコロンビアに勝つとか、おとぎ話のような話をしたくない。自分たちの特徴、状態をしっかり認識しながらいかないといけない。W杯では何が起こってもおかしくない。いろんなことを起こせるということを認識させていきたい。選手たちが勇気を持って、意欲的に臨めるような状態をつくりたい。そのために多くの仕事が残っている。現時点での話だ。批判することは簡単で、みなさんが私を批判しても私は問題ないが、私はみなさんの前で選手を批判することはない。選手たちと直接話すときはいろいろな話をする。すべてはチームを良くしていくためだ。

 明日はチャレンジだ。いいチームとの対戦だ。我々よりランキングで上位の相手。来れなかった選手もいるかもしれないが、ワールドレベルだと思う。そのチームに対して勝利という結果を残したい。格上だと言われている中でトライしないといけない。そういったことを求めたい。それを理解してもらいたい。相手が190cmだったとしても競り合いで勝つことはできる。そのようにトライしていきたい。みなさんは私の性格をご存知だと思う。私は慢性的に不満を抱えている監督だ。なぜなら常に勝利に飢えているからだ。私のこの姿が他の人に対するプレッシャーだと感じる人もいるかもしれないが、プレッシャーのないW杯は存在しない。プレッシャーがある中でしっかり見せていかないといけない。私も批判されたら、さらに見せたいと思う。最終予選の1試合目のあと、敗退したかのような雰囲気になった。その状況を今も私は忘れられない。しかし、私は生き残っているし、最終予選を首位で終えることができた。選手には同じように勇敢に挑んでもらいたい。プレッシャーはこれからさらに強くなる。その中でしっかり責任感を持って、全員に行動してもらいたい。そのような形でチーム全体で前進していきたい。以前にも言ったが、私の夢は銀座でパレードすることだ。そのためは成功しないといけない。いいゲームをして成功する。そういった夢を抱いている。約束はできない。まだまだ銀座からは程遠い状況だ。地理的にも、目標としても遠い状態だ。日本代表監督としてそう思っている。チーム全員で銀座でパレードできる日を夢見ている」

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