[今日の言葉]「また一から積み上げていきたい」岡崎ダイビングヘッドで史上3人目の50得点
ゲキサカ / 2018年3月28日 7時5分
2017年3月28日
「また一から積み上げていきたい」(岡崎慎司)
代名詞のダイビングヘッドで節目を飾った。2017年3月28日、埼玉スタジアムで行われたW杯アジア最終予選タイ戦で、日本代表FW岡崎慎司(レスター・シティ)に待望の一発が生まれた。1-0の前半19分、FW久保裕也の右クロスにニアサイドへ飛び込み、渾身のダイビングヘッドでゴール右隅にねじ込んだ。
「どうしても(ゴールの)感覚がなかったし、インザーギとかのゴール集を見たりしていた。(得点シーンは)ボールが当たる瞬間まで、あのゴールをイメージできた。自分にとっても、チームにとっても大きかった」
座右の銘は「一生ダイビングヘッド」。自らを象徴するゴールで国際Aマッチ通算50得点を達成。代表初ゴールを決めた09年1月20日のイエメン戦から足掛け8年余り。釜本邦茂氏(通算75得点)、FW三浦知良(通算55得点)に続く史上3人目の快挙を成し遂げた。
王手をかけてからは足踏みが続いた。16年6月3日のキリン杯ブルガリア戦(7-2)で挙げた通算49ゴール目以来、A代表出場6試合連続で不発。“生みの苦しみ”を経て、これが約9か月ぶりの得点だった。所属するレスターでも苦しい時期が続いていただけに「FWとしての感覚を蘇らせる意味でも良かった」と自信を取り戻す、価値あるゴールだった。
「もう一回リセットして、50点だけど、また一から積み上げていきたい」
10年南アフリカ大会、14年ブラジル大会とW杯2大会でゴールを記録。ハリルジャパンでも主力だった魂のストライカーは次第にFW大迫勇也(ケルン)に定位置を明け渡し、16年9月のW杯アジア最終予選を最後に代表から遠ざかっている。51ゴール目は生まれておらず、ロシア大会は当落線上。海外メディアを中心に“岡崎待望論”が浮上し、泥臭く、チームに活力を注入するベテランFWの必要性が唱えられている。
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