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田川亨介が流れ変えた!鳥栖が名古屋に逆転勝ち、2点差を追いつき“救世主”が劇的AT弾

ゲキサカ / 2018年3月31日 21時7分

途中出場のFW田川亨介が逆転ゴールを決めた

[3.31 J1第5節 鳥栖3-2名古屋 ベアスタ]

 J1リーグは31日、第5節2日目を行った。ベストアメニティスタジアムではサガン鳥栖と名古屋グランパスが対戦し、3-2で鳥栖が逆転勝利。今季ホーム初勝利を劇的勝利で飾った。

 名古屋は前半11分、PA左でFWガブリエル・シャビエルがMF高橋秀人に倒されてPKを獲得。キッカーのFWジョーがゴール右に蹴り込んだが、コースが甘く、GK権田修一に弾き出されてしまう。14分、右サイドで獲得したFKからFWガブリエル・シャビエルがゴール前に入れると、相手のクリアをシャビエル自ら回収。そのままPA右に侵入し、相手をかわしてPA右から左足を振り抜く。GK権田も反応したがゴールに吸い込まれ、名古屋が先制した。

 反撃に出る鳥栖は前半15分、左サイドのDF吉田豊がクロスを供給し、FWビクトル・イバルボがヘディングシュートでゴールネットを揺らすが、オフサイドの判定。自陣からのロングフィードでFW趙東建が抜け出し、ループシュートを放つと、GKランゲラックの頭上を越えてゴールに向かったが、惜しくも左ポスト直撃。DFホーシャにクリアされてしまった。

 名古屋は後半開始からホーシャに代え、FW押谷祐樹を送り込む。8分、くさびのパスを受けたジョーがワンタッチで前を向き、PA右から右足を振り抜く。低い弾道のシュートだったが、GK権田のセーブに遭う。さらに10分、右サイドからジョーがグラウンダーのボールを入れると、シャビエルは触れなかったが、MF長谷川アーリアジャスールにつながる。だが、ファーストタッチが大きくなり、シュートまで持ち込むことはできなかった。

 ピンチを逃れた鳥栖は徐々に攻勢を強め、ゴールに迫るシーンを作っていく。しかし、思わぬミスから追加点を許してしまう。後半24分、センターサークル内でDFキム・ミンヒョクが憶測を誤り、ボールに触ることができない。これに反応した名古屋のシャビエルが独走し、そのままGKをかわして左足で追加点。この日2点目を挙げた。

 2点ビハインドとなった鳥栖は後半29分、MF福田晃斗に代えてFW田川亨介を投入。すると、直後にMF原川力がFKから入れたボールを高橋秀が頭で合わせ、1点を返す。さらに32分、PA内での浮き球にFW小野裕二が競り勝ち、これに反応したイバルボが右足アウトでゴール右隅に流し込み、2-2。一気に試合を振り出しに戻した。

 追いつかれた名古屋は後半36分、MF青木亮太に代えてMF深堀隼平を投入。鳥栖は43分に趙東建に下げてMF高橋義希を入れる。このまま引き分けに終わるかと思われたが、ドラマはアディショナルタイム3分に待っていた。鳥栖はPA左に進入したイバルボからパスを受けた田川が右足ダイレクトでゴール右隅に流し込み、決勝点。3-2で鳥栖が土壇場で逆転勝利をおさめた。
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