市船の新10番井上がデュッセルドルフ国際ユースで2試合連続先発。「次は出たら、結果残します」

ゲキサカ / 2018年4月1日 12時2分

日本高校選抜メンバーで唯一の下級生、MF井上怜(市立船橋高新3年)。(写真協力=高校サッカー年鑑)

[3.31 デュッセルドルフ国際ユース大会予選リーグ エバートン 1-1 日本高校選抜]

 もっと、できる。そう感じているだけに、自分のプレーに不甲斐なさを感じた。日本高校選抜メンバーの中で唯一の下級生、MF井上怜(市立船橋高新3年)は2試合連続で右MFとして出場。テクニカルなレフティーは、平野直樹監督(履正社高)からサイドアタッカーではなく、中央で崩しにかかわり、ゴールを決めるという“10番”の役割を求められている。

 この日は右サイドから中央へ切れ込むドリブルに加え、連続したパス交換からPAへパスを通すシーンもあったが、チーム全体としてセカンドボールを拾えず、ミスが多い中で井上がボールに触れる機会はわずかに。その影響もあったか、後半立ち上がり、右タッチライン際で飛び込んできたDFを鮮やかにかわして縦突破を見せ、本人も「これから」と思っていた矢先に交代を告げられた。

 チームの勝利に貢献できなかったことがとても悔しかった。ボールに触れる回数を伸ばせなかった理由について、井上は「自分的に中にいるよりもワイド張っていたんですけれども味方と合わなくて。自分のプレーはところどころできていたけれども、(ボールを受けて)もっとゴールに向かうドリブルがしたかった」と分析する。そして、「事前の声がけとかタイムリーに声かけたりすればボールも来ると思う。自分のポジショニングが相当悪いと思うので、サイドにいるか、中に入るかはっきりしたい」とポジショニングの課題を改善する考えを口にしていた。

 今年、プレミアリーグEASTで名門・市立船橋の10番を背負う。U-16日本代表歴も持つMFは外国人選手の球際の強さをリスペクトしつつも、「(外国人選手のように)やっていて突っ込んだり、飛び出してきてくれたりした方が自分としてはやりやすい。外国人だからやりにくいというのはないです。突っ込んでくれたら思う壺だと思っている。相手も単発なので自分のドリブルが生きる」と口にする。“得意とする”相手をより翻弄するようなプレーをして、ゴールに繋がる仕事をする意気込みだ。

 17年度の高校選手権は千葉県予選決勝で敗れたものの、その実力が認められて高校選抜入り。U-18Jリーグ選抜と対戦した「NEXT GENERATION MATCH」(2月)や練習試合でゴールを連発したMFは、高校選手権で活躍した先輩選手たちを押しのけて先発起用されてきた。だが、この日は勝負どころで交代。ピッチに立ち続けるためには、より結果を残す必要があると感じている。何かと気を配ってくれている先輩たちに恩返しするためにも、貪欲に結果を求めていくつもりだ。

 前線の選手層が充実しているという市立船橋でピッチに立ち続けるためにも、「ピッチに置いておきたい」と思われるような選手になること。4月1日の予選リーグ最終日は1日2試合行われるため、起用法が代わる可能性がある。その中で18年度の高校サッカーの“主役候補”は「明日の2試合は全て出して決勝トーナメント行けるように貢献したい。結果で示したい。次は出たら結果残します」と宣言。「もっとできる」ことをピッチで証明する。

(取材・文 吉田太郎)●2018日本高校選抜欧州遠征特設ページ
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