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また後藤田決めた!!3戦連続追いつきドローの日本高校選抜、V4王者の連覇止めて準決勝進出!!

ゲキサカ / 2018年4月2日 10時57分

 後半立ち上がりも押し込まれる時間帯が続いた。日本は8分、田中に代えてFW町野修斗(履正社高→横浜FM)を投入。佐藤颯が右サイドにポジションを移すと、直後の9分には後藤田のクロスのこぼれから佐藤颯が強烈な左足シュートを打ち込む。GKにセーブされたボールを町野がダイビングヘッドで狙うが、得点できず。だが、ここから日本の攻撃が活気づいた。

 直後には、右FKをクイックリスタート。縦へ抜け出した後藤田がGKとDFラインの間へグラウンダーのクロスを入れる。これは惜しくも味方と合わなかったが、12分に歓喜の瞬間を迎えた。右サイドで仕掛けた佐藤颯がボールを失ったものの、すぐに切り替えて相手ボールホルダーにプレッシャーをかける。

 そして、「あそこは獲り切ろうと。後半は人数を掛けてボール獲るとか、人数を掛けて攻めることができていた」という田部井が佐藤颯と相手を挟み込む形でボール奪取。そして後藤田へ繋ぐ。すると、DF2人のプレッシャーをかわした後藤田が、さらにDF2人の間をドリブルで抜け出す。パスの選択肢もあったが、「打ってみたら何か起こるかな」という後藤田がそのまま右足シュート。これがファーサイドのサイドネットに突き刺さった。歓喜を爆発させる日本イレブン。「ビックリしています」という後藤田の今大会2得点目によって試合は1-1となった。

 引き分けだと準決勝進出の可能性が消えるザルツブルクは、力任せにゴールを目指してくる。日本は決定的なシーンも作られたが、最後まで人数を掛けてしつこくディフェンスすることで相手のシュートやパスをわずかに乱す。飯島をFW荒木駿太(長崎総科大附高→駒澤大)へ入れ替えた終盤は、割り切ってのクリアや、町野へのロングボールを蹴り込み、こぼれ球に前からプレッシャーをかけることを徹底。着実に時間を削っていく。最後はMF青木真生都(東福岡高→関西大)の投入準備が終わっていたが、コーナー付近で時間を使い切って試合終了。王者・ザルツブルクの連覇を止め、準決勝に駒を進めた。

 平野監督が求めている「勝ち切り方」「ずる賢さ」も表現して予選リーグ突破。指揮官が「やるじゃないですか、この子たちは」と称賛したチームで戦うことができるのも、残すは準決勝と順位決定戦が行われる4月2日の2試合だけだ。出場できない選手も悔しさを滲ませながら自分の役割を果たしてくれている。田部井は「タフな試合が多かったけれども、チームとして粘り強さが出ていますし、成長できていると思う。上手く行かなくても自分たちの方向に持っていくことはできていると思うので、明日の2試合でもできるように頑張っていきたい」。全員で残り2試合を戦い抜き、笑って大会と日本高校選抜の活動を終える。

(取材・文 吉田太郎)●2018日本高校選抜欧州遠征特設ページ
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