33歳の “新生C・ロナウド”…月日を経て進化を遂げたプレースタイルに伊紙が注目
ゲキサカ / 2018年4月3日 21時25分
欧州チャンピオンズリーグ(欧州CL)準々決勝ユベントス対レアル・マドリーを前に、イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』が3日、進化するポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドを警戒した。
ユベントスは3日、レアル・マドリーをホームに迎え、準々決勝第1戦に挑むが、以前と比較し、中央でのワンタッチでゴールを仕留めるようになった“新生C・ロナウド“に最大限の注意を払う必要がある。ユーベは昨シーズンもCL決勝で“新生C・ロナウド”と対戦。ドッピエッタ(1試合2得点)を許し、悪夢を見た。
33歳を迎えたC・ロナウドは、5~10年前と比較すると、プレースタイルに変化がみられると、伊紙は指摘。戦術面における進化が顕著に光るという。マンチェスター・ユナイテッドでの最初の数年間は、右サイドもしくは左サイドからドリブルでボールを持ち込み、エリア付近からシュートを放つことが多かった。
マンチェスター・U在籍時からレアルでの初期にかけて、ポルトガル代表FWがペナルティエリア内でクロスを待つ姿を見ることはほとんどなかったと言える。
だが現在、スピードに加え、フィジカルが強化されたことで、C・ロナウドは変貌を遂げた。左サイドからスタートするのは以前と変わらないが、エリア内での滞在時間が明らかに増加。レアルFWは今シーズン、これまで37ゴールを挙げているが、このうち70%にあたる26ゴールがワンタッチで得点につながっている。さらに記録した得点のすべてが3タッチ以下でシュートに持ち込まれている。
したがって、“新生C・ロナウド”は、ドリブルでボールを持ち込まずにエネルギーを温存。エリア内でボールを受け、可能ならワンタッチでゴールを仕留めるというスタイルに変化したようだ。ユべントスのGKジャンルイジ・ブッフォンは、レアルFWを「ゴール前では殺人者のようだ」と表現したが、一瞬でゴールを奪う姿はまさにその通りと言える。
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