柏の連続決勝T進出の記録途絶える…指揮官が感じたアジアの決定力

ゲキサカ / 2018年4月5日 6時30分

アジアへの4度目の挑戦はグループステージ敗退に終わった

[4.4 ACLグループリーグ第5節 柏0-2全北現代 柏]

 勝てば自力でのグループステージ突破の可能性が残っていた、グループE3位で勝ち点4の柏レイソルは、ホームで1位の全北現代(韓国)に0-2で敗れた。別会場で2位の天心権権(中国)が傑志(香港)に勝利したため、勝ち点12の全北現代と勝ち点10の天心権権の決勝トーナメント進出が決定。柏のグループリーグ敗退が決まり、初出場の2012年以来続いていたグループステージ突破の連続記録は「3」でストップした。

 敵地の全北現代戦を黒星で終えていた柏は、2度目の対戦に向けて対策を講じていた。「(前回対戦時は)キム・シンウク選手のところにボールを集められて、それを跳ね返せず、セカンドボールを拾われて、かなり押し込まれたので、まずはそれを改善しようと。ラインコントロールであったり、奪った後のボールの逃し方を確認した」。下平隆宏監督の狙いどおり、DF中谷進之介とDFパク・ジョンスが196cmの長身キム・シンウクの自由を奪うと、柏がボールを持つ時間を増やし、シュート数でも全北現代を上回る。

 しかし、14本のシュートを放ちながら、最後まで全北現代ゴールをこじ開けることはできない。「最後のところ、どうしても体を張られてしまう」と下平監督が語ったように、4バックのうち3人が先月の韓国代表に招集された実力者を並べる全北現代の壁は厚かった。加えてこの日ゴールマウスに入った20歳の守護神GKソン・ボングンにビッグセーブを連発され、決定機をことごとく防がれてしまった。

 キム・シンウクこそCKからのシュート1本におさえたが、4試合17得点の破壊力を誇る全北現代の攻撃力を止めきることはできず2ゴールを献上。「やっぱり結果としては、相手の決定力が高く、我々の決定力がなかったのがすべてだと思います」と下平監督は肩を落とした。

「ゲームの終盤にゲームを動かすような決定力を持った選手がゴロゴロいる印象」。自身初となるアジアの舞台の難しさを痛感する下平監督。実際、初戦のアウェー・全北現代戦では2点を先行しながら後半39分に逆転弾を許し、2戦目のホーム・天心権権戦ではラスト2分で勝ち試合を引き分けに持ち込まれ、4戦目の傑志戦ではアディショナルタイムに決勝点を奪われた。終盤の失点で失った勝ち点はあまりにも多かった。「戦術だけではどうにもならない、個の能力が非常に高い。想定以上のものを出されてしまった」と指揮官はアジアの難しさを肌で感じていた。

 ACLでのグループリーグ敗退は決まったが、中3日でJ1が待っている。迎えるは無敗で首位を走る広島だ。「切り替えて、Jリーグ、次のゲームに向かっていきたいと思います」と下平監督は前を向いた。

(取材・文 奥山典幸)
●[ACL]GL第5節2日目 スコア速報(日本勢)

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